琵琶湖南端部の、近江大橋西詰北すぐに位置する由美浜で「花フェスタ」が催され、珍樹、花木、草花苗を探したくて出かけてみた。
この区域は来年末頃までには滋賀県を代表する老舗の和菓子製造企業を中心とする緑豊かな観光施設を新設する計画が進行中…
この企業は、滋賀県随一の来訪者を集める施設を運営する実績を有するので、完成が待ち遠しい気もする。
この日は、天候は思わしくない予報…
晴れていても急に降り出すかも…とも予報する不安定な天気だった。
会場に着き、駐車場に車を止めた。
早速、会場へ…
出店している常連の園芸店テントを中心に珍しい苗を品定め…
植木市ではないので苗木類は期待出来ない。
ポピュラーな花苗は対象外…
結局衝動買いできる苗は見つけられなかった。
まぁ、折角足を伸ばしたので色調や花姿が良さそうな花苗を記念的に買っただけ…
雨が降り始めたが、湖岸に出てみた。
新観光施設建設予定エリアをぶらりと散策してみた。
この湖岸がちょうど北緯35度線上に位置するようで、そのモニュメントが建っている。
北緯35度線モニュメント
相模川を挟んだ川向こうに、ランドマーク的な半円柱のビルが目に入る。ホテルだ。
その辺りの湖岸は、シバザクラが咲き、ピンク色のカーペットがベルト状に伸びている。
大津市の春の風物詩ともなっている情景である。
そんな情景はしばしば見かけてきているので、この日は雨模様でもあり、遠望でちらっと確認するだけで止めた。
視界良好なら、湖岸からは琵琶湖大橋をはっきりと確認できる(⇒)のだが、この日は、知っている人ならなんとかその位置を確認できる程度にぼやけていた。
近くの近江大橋でも霞んでいた…
駐車場に戻った。
駐車場敷地に植えられている広葉樹の樹皮に違和感を感じたので近寄ってみた。
案の定、太い幹にこぶ状の丸い物体が張り付いていた。
なにこれ…?
初めて間近に見た。
ピンポン球~ソフトボールくらいの円球のコブが枝高くまで張り付いていた。
あぁこれかぁ… このことだったか…
思い出してきた…
「こぶ病…」
この病気は伝染するハズ…
近くに松林もあるし、このままでの放置は具合が悪いのでは…?
標本例としてあまりにも状態が良さそうなので、写真に撮っておいた。
こぶに触れてみた。軽く叩いてみた。
固い! 内部に空洞が無さそうな打音の響き…
何個か触れていると、その内のピンポン玉級の一個が簡単にぽろりと落ちた。
他のこぶはしっかりと張り付いていて外れそうにない。
樹木の病気で、「天狗巣病」は琵琶湖畔で見かけている。
幹の「癌腫病」は膨らんだ樹皮部が複雑に凸凹した亀裂が入っていたっけ…
地際の根っこで見られる「根頭癌腫病」は、今回は木の周囲を舗装しているので見つけられなかった。