少し前になりますが、2月にあったことの続きです。



〜免許更新〜



ハガキが来て、比較的早めに更新の予約と写真の用意をしました。出来るだけ若く残せるように(笑)


で、更新予約の前日。

持って行くものの用意をしてたら、写真がおかしいことに気づきました。

頭の左上あたりに光の玉が写ってる。

わあ、これもしかしたらあかんやつちゃうか⁉️けど、撮り直すのももったいなくてそのまま行ってみることにしました。(私さえ納得しとけば問題ないはず!)


当日、警察でハガキと持参した写真と一緒に提出したら、案の定受付けてくれた婦警さんに「これ?」と光の玉を指摘されました。「1週間前に撮った写真ですが、その玉に昨日気づいたので、もうこれでいけそうならこれでお願いしたいのですが」と話すと、「免許更新センターに提出したとき突き返されない限りこれで行きましょう!」と心強いお返事をいただきホッとしました。

簡易の証明写真だったので、撮り直すのもなんとなくもったいなく感じちゃうんですよね。

光の玉は黄色から白っぽいので悪い気はしません。多分大丈夫👌

(後日談→ちゃんと光の玉ついたままで免許証届きました。当分の間は光の玉付きです。)


そしてその後、ゴールドの人を集めた講習。

この講習の始めの方にする交通事故の話、結構メンタルにきます。




(ここからちょっとしんどい重い話になります。苦手な方はここまでにして下さい。)















というのも、9年ほど前に父を交通事故で亡くしました。

講師の先生が死亡事故の多い場所・年齢・時間帯のことをお話しになる度、そのままやんって思うんです。


父は信号のない横断歩道を渡り切るあと2歩ほどのところで左からきた車に轢かれました。

70代、19時ごろ、左から来る車、ビンゴ。

服装はベージュのジャケットだったのでそこには問題はなかったですが。

運転手は前方不注意。時速30〜40キロぐらいでしたが、ノーブレーキのためほぼ即死でした。



いつも思います。



運転手は軽い気持ちでハンドルを握ってはダメだと。鉄の箱を動かしている自覚をしっかり持つべきで、ある程度運転に覚悟も必要だと。

そして、横断歩道の前には徐行すべきだと。




父が亡くなったあと、残された私たち家族は警察から事情聴取を受けました。その場にいなかったし、警察ではなにもわかりません。実況検分をしてなんとなくの状況はわかりますが、加害者は記憶がないと。父の姿を見てないというのです。気がついたら何かがぶつかってたと。

その名の通り前方不注意です。


その後、刑事裁判に参加することにし、検察官と何度か面談しました。警察より検察官の方が細かい状況を把握されていました。その時、聞いた話が「加害者は無責任な若者だ」と。ちゃんと受け答えは出来るけど、肝心な所は記憶にない、覚えてないという。恐らくそれが本当のところではないかと。裁判しても真実は出てこないと、最初に言われました。


裁判をしましたが、終始むかつくことしかできませんでした。なんでこんな奴に轢き殺されたんだと。しかし、そんな奴だから死亡事故を起こすんです。私は質問者となり加害者に質疑をしました。被害者家族で唯一加害者と話せたということです。が、返ってくる言葉は「は?」ということばかり。こんな事故を起こした後なのに裁判の場で「また車に乗るつもりです」とはっきり答えました。一生忘れません。その場だけでも取り繕って欲しかった。けど、そういうことなのです。




無責任な人。




今の時代、気をつけていても車は突っ込んできます。自分の命は自分で守らないと。

高齢者の暴走も同じです。年齢なんか関係ありません。無責任な人は一定数います。

たまたま見てなかったのか、見れない状況だったのか、そこは問われません。

ただの間違いがそこにあります。

けど、車を運転する以上そうなるかもしれないと少しでも考えてもらいたいと思います。

いや、私自身も。



世の中にはいろんなことが溢れていて、何が正解なのか、何が間違いなのかわかりません。正しく生きている人でも間違いはありますし。

けど、間違ったときにどれだけ反省して、その後に活かすか。

私は父の件で色々知れました。


今年、加害者の子供は9歳を迎えるでしょう。子供に恥じない父親になっていることを祈ります。



そして、世の中から交通死亡事故が一件でも減りますように。(合掌)