半年ごとにある楽しみ
それは健康診断
この年にして、まだ楽しみにしてることがある
それは身長
まもなく人生の折り返し地点に到達しそうな年齢なのに
まだ、身長が伸びている
小学生の頃は、前から5・6番目をうろちょろし、前ならえで腰に手をあてたいなぁという願望があった
クラス替えで3番目になったときは、悔しくて枕を濡らした(嘘)
そんなチビだった自分に転機が訪れた
中学に入り、1年で10cm 次の年もさらに10cm伸びた。
腰に手をあてるどころか、いつのまにか後ろから3番目になっていた
記録的な伸びで、チビと呼ぶものはいなくなった
それから数年「伸びる」という言葉が忘れ去られていたが、ここ数年で新たに成長期が訪れた
レントゲンを撮り、コップを持たされ採尿をする
勢い余ってコップから飛び散らないように、神経を集中させる
次に待ち受けてる試練が、コップから筒状の採尿容器に移し替える作業だ
油断していると、採尿容器に入りたがらない液体どもが、手をめがけて突進してくる
うかつにも1時間ほど前に用を足してしまい、紙コップには黄色がかった液体が少量入っただけだった
一滴も無駄にできない状況から、慎重に容器へと移し替えなんとか無事に採尿を終えた。
はやる気持ちを表情に出さないように、平静を装い検診室へと向かう
入口から身長計が手招きをしている
少し猫背気味なので、これでもかと背骨にムチを打ちまっすぐに立つ
つま先に力をいれインチキをしようとすると、見破られてしまった
仕方なく正規の立ち方をして、頭にカツンと打ち下ろされ待ちに待った身長が記録される
うおおおおお
伸びてる~~~~
そのあとの検診はどうでもいい
早く終わらせて、コーヒータイムしたいなぁと、最後の問診コーナーに行く
なにこの先生
ちょっと怖い・・・
話し方につかみどころがない
えっと・・終わったんですかね?・・・
もう、いいです・か?
終わったのかどうかわからない言葉を発し、見つめられて数秒だったのか
やたら長い時間見つめられていたような気がして、背中に悪寒が走る
若くてカワイイ先生なら、喜んで見つめ返すが
若いのかおばちゃんなのか不詳な人に見つめられても・・・
とにかく、無事に成長期が継続しててよかった