『 見返り 』
○○したから、××してあげたから
何かを期待してしまう・・・
つい、やってしまいがちですよね(苦笑)
私も…f^^;)
ただ、最近は無くなってきた気がします。
このマンガは車に例えていますが、
人もそうです。
隠しているつもりでも、
それがエネルギーで伝わっちゃうんですよね。
そして、相手が変わってしまったとか、相手が悪いとか
つい思ってしまう…
でも本当は自分自身が変わったんです。
なかなか気付きづらいんですが
そして見返りが無いと、やるコトがアホらしくなったり、面倒くさくなったり
でも、実は伝わっているコトが多いんです。
マイナスなエネルギーも…
誰も見てないから、タバコの吸い殻をクルマからポイッ…
むかーし、していた自分もいましたf^^;)
そこで『鏡の法則』
やったコトはどんなカタチでも返ってくるんですよね。
意味の無いコト・無駄なコトとか、世の中にありません。
だから返ってきてもイイような選択
今後も心掛けたいと思います(^-^)
「車検通してまたEgおろして車体仕上げか…
ごくろうなコトだなアキオ、1銭にもならないのに
ボランティア好きとゆーか、お人よしとゆーか
その間は自分のバイトは休むんだもんナ」
「まあ…でも全然こっちの方が楽しいですヨ
それに人がイイとゆーのなら、高木さんの方が全然ウエですヨ
何も言わず、この場所や備品を貸してくれて…
ここでなきゃ本当に何もできませんヨ
マジ感謝してもしきれませんヨ」
「ああ…そりゃあお前だからだヨ」
「え?」
「見返りを求めないお前だからだ
だからオレはお前にしてやる、ただそれだけだ」
「オレはイイ人じゃあない
手を差し出してそれで何かがフロー(動く・生ずる)しないコトには
まるきり興味がナイ
覚えとけ
見返りを求めたら大事なコトは手に入らない
人の気持ちも、そして車もだ。 そこがポイントだろうナ」
かけたコスト(代償)を車から回収しようとしても
それは無理だ、できるワケがない―――
「お前はあのZから何か見返りを求めているか?
払ったコストやリスクのリターンを考えているか?
考えてはいないよナ
ただあの車で走りたい、それだけだろ」
だからあの特異な機械はお前に応える
元を取ろうとか、何かを回収しようとか思ったとたん
あの車との絶妙なバランス感は崩れる
むこうがかわるんじゃないんだゼ
お前がだ―――
見返りを求めたとたん、むこうに対するお前の何かが少しかわる
その少しが大きく何かをかえていくんだ
たまたまや偶然じゃないんだ
今のお前だから、あそこまでにあのZは走れる
このRに対する接し方を見てもわかる
今のお前には、車に対する無償の気持ちがある
それは強いよ
「まわりから見ればバカらしいとしか見えない行為でも
それはそれを経験した者だけが知る充足感がある
同時に欠乏感も出てくる だろ?」
「ありますね・・・」
「それがチューニングという、ドコか理不尽な行為だろうナ
求めても求めても、得られる速さは見えてこない
あと少し、いつもその先、それ以上の何かを求めている
ここまでやったから、ここまでの見返りがあって当然
思ったとたん、自分の中で何かが崩れる
300馬力の車を大金をかけて600馬力にしても、その命は短い
フツーに乗ればカルく10万kmもつEgが、ほんの1万kmでスカスカだ
で、また金をかけてやり直しだ」
見返りを求めるほど、気持ちはむくわれない
人も車もきっと他のコトもすべて
うちの工場には高価な車が入ってくる
だがオーナーの充足度は驚くほど低い
それは、高価な見返りを車そのものに求めるからだ
新しい高級車は次々と出るし、いくら追ってもキリがない
得るべきものはそれとはちがう、他のモノからくるものなんだ
わからないから充足を求めて、いつまでも車を買い替える
払った代償で得られるモノは、ちがうモノだから
チューニングというワリのあわない行為は
とくにそうだろう
チューニングをビジネスとしていくなら
それはより顕著になっていくだろう
200万円の車に300万円かけてチューニング、それがあたり前
どだい理屈にあう世界じゃないよナ
まともにビジネスが成立するわけがナイ
やった分をキッチリ報酬という形で請求はできず
しょせんは他人(客)の車、充足感もたかが知れてる
…だが、リターンはある
人も車も、そして世の中のコトすべて
やったコトは必ず返ってくる
RGOの大田さんや、ヤマモトSPEEDの山元さんのような成功例もあれば
北見さんのように、ビジネスとして成立しなかったチューナーもいる
だが、得たモノはまた別だ
お前がしてる打算のないワリのあわない行為は
いつかお前に必ず返ってくる
欠乏と充足を繰り返して人はわかり
そして進むとオレは思っている
無駄なコトはないし
意味の無いコトもない
その場その時の今の判断で
良し悪しがきまるわけじゃない
ずっと遠くかもしれない
カタチをかえて、必ず何かがリターンしてくる