前回の投稿から
自分の生き方について
本気で考え直すようになりました

GWが終わり会社に戻る新卒の社会人や
20代でもがいている社会人に対して投げかけたい

言いたいことは今ある環境が全てではないということ
決められた道なんかなく自分で選択できるということ
そして選択する勇気を持ってもらいたいということです

長くなりますがお付き合いいただければ幸いです

自分がどうやって
歩んできて
今の自分を作り上げてきたのか
もう一度振り返ってみたいと思います

流れは有頂天の生活
⇨社会人強制終了⇨
何も手につかない一年⇨
同じ業界でリスタート⇨
アメリカ留学⇨
そして現在

20代前半にして出世をして
同期では会えないような
そんな地位のある人達と
仕事をしてきました

テレビの医療ドラマで
よく出てくるような
料亭にも良く上司に連れて行ってもらいました
そこで取引先と商談をしたこともあります

有頂天になり
高級スポーツカーに乗り
ギブソンのギターを買い、
そして給与を上回る時計を
はめていました

欲しいものは
躊躇なく買っていました

今思うと
仕事漬けの毎日に
神経が侵されていたんだと思います

うまく行っている時は
それでよかった
会社が立ちいかなくなる危機を迎えるまでは

大口の顧客を失い
ビジネスモデルも崩壊し
仕事が一気になくなりました

そんな時問われるのは
新規のビジネスを
いかに作れるかということです

そもそもが
勤めていた上司が
人脈を頼りにすたーとさせた
ベンチャー企業でした

こんな追い詰められた状況の中で
自分は潰れました

上司に用意された
道の上を歩いていたから気づきませんでした
0から何かを作らなければならない
そんな状況の中で
全く貢献できなかった事実は
自分にあった見かけのプライドを
破壊するには充分でした

結局積もりに積もったストレスが
ある時一気に飽和点を超えました
張り詰めていた糸が
あっけなく切れました

会社に向かう原動力は
もはや残されてなく

そして会社を去りました
みずから強制終了の
ボタンを押しました

これまでの人生は
なんだったのか

一年近く社会復帰できませんでした

他の業界を目指しましたが
実績のない自分に
居場所はありませんでした

結局、
自分が強制終了をかけた
元の業界にもどるしか
道は残されていませんでした

ただやるからには
これまでの充電期間を
取り戻す覚悟で
必死に働きました

それでも基本は同じ
潰れたあの日が
消えることはありませんでした


少し過激なタイトル設定をしましたが、今回は生き方について書いてみたいと思います。

電通で新卒の若い女性が過労が原因で自殺したことが引き金になり”生き方”について再考されることが多くなった気がします。

”このままの生活でいいのか?”

”彼女の二の舞にならないか?”

働いているすべての人が一度は考えたトピックです。

順調に仕事をこなしている人は自分の仕事のありがたさの再確認のために。

また、自殺した女性と同じ境遇にある人は今後どうすればよいか強く意識しました。

明日は我が身と考えている人がとても多いからこそ、社会性もあり連日ニュースで取り上げられました。

以前は大手居酒屋チェーンでの従業員の自殺が取り沙汰されましたよね。

もうあれから何年も経ちましたが根本は変わっていない。

あの女性の自殺でフラッシュバックのように蘇った人もいるでしょう。

一度死んでしまえばよいというのは人生を終わらせればよいという意味ではありません。

もしつらい生活を強いられているのであれば、その生活に終止符を打つということです。

いわば社会人としての自殺。

地位や名誉を捨てる。

それまで築きあげてきたものを勇気を持って捨てる。

自分の命や健康に比べれば大したものではありません。

 

何故、このエントリーを上げたかというと友人がまさに過酷な労働環境に置かれ我を見失っている状況だからです。

以前はとても明るく、どんなにつらいことがあっても笑顔を忘れない性格でした。

SNSでは必ずつながっている人の投稿に顔をだしてくるマメさもあります。

旅をするのが好きで時間が許せば海外旅行に出かけていました。

そしてこの友人のすごいところは旅先で新しい仲間を作ってくることです。

現地で出会った日本人とそのまま旅行するなんてことは一度ではありませんでした。

自分が行ったことがないのに何故ここまで詳細にわかるかというとSNSへ頻繁に旅行記を上げていました。

そんな友人が今社会人として死にかけている。

自分の意識を超えた環境下でもがいている。

そして我を見失ってしまった。

異常に気付いたきっかけはやはりSNSでした。

弱音をはかない友人がとても辛い環境にあることを暴露していました。

臨界点を超えていたのか、それ以来人が変わったようになり、今に至ります。

仲間内で飲み会に誘ったりしていますが、直前でキャンセルされることも何度もありました。

とにかく明るさが消え、最悪な状況にならないか心配しています。

 

他人事に思えないのはまさに自分もこの友人と同じ年の時に、我を見失っていたからです。

同年代と比べてそれなりのブランドのある企業で、給料もそれなりにもらっていました。

当初はそれで明るい将来に希望を描いていましたが、仕事にいつの間にか全くついていくことができず、ある日完全に思考が停止しました。

思考が停止したというのは何もできなくなってしまったということです。

今でも忘れない。

通勤電車で最寄りの駅に着いたときに席から全く立ち上がることができなくなったんです。

そのまま最寄り駅を通り過ぎました。

本来であれば会社に連絡をし、休むなり遅刻するなり伝えればよかったものの自分がした行為は携帯の電源を切ることでした。

もう完全に限界でした。

しばらく新宿あたりをぶらぶらし何故か自分とは時代も含め全く接点のないアイドルの岡田有希子さんが自殺した現場にいました。

その数日前にやっていたテレビ番組が印象に残っていたのかもしれません。

無意識とはいえ本当に病んでいる。

ここまできてしまった自分を呪いました。

 

結局勤めていた会社は退社しました。

恥ずかしながら、退社の手続きはすべてメールで行いました。

上司から電話がかかってきましたが何を話したか覚えていません。

家も訪問されましたが居留守を使いました。

こんな自分になるとは想像すらできませんでした。

でも今になって思います。

限界を超えてしまったからこそ取返しのつかない精神状態になってしまったんじゃないかと。

仕事が猛烈に忙しいと仕事以外の思考ががほぼシャットダウンされます。

休みの日も次の仕事のことが頭が離れず過ごしていました。

おそらく会社に行けなくなったきっかけは不甲斐ない自分に気づいた上司の前で号泣したことです。

何気なく上司からされた質問に答えられなかったんです。

些細な事で、”雑誌にかいてある文章を読んで感想を言ってみろ”という問いだったと思います。

読みましたが、何が書かれているか全くわかりませんでした。

ここで客観的に自分の異常に気が付きました。

堰を切ったように涙が止まりません。

感情はすべて吐き出されました。

でも遅すぎました。

この翌日から会社に行けなくなりました。

 

言いたいことは取返しがつかなくなる前に自ら身を引こうということ。

社会人としてを自殺しようということ。

誤解しないでいただきたいのは本当の命を絶つのではなく”社会人として”自殺するということです。

自分自身意識はしていませんでしたが、いつ自殺しても仕方がない要素がそろっていたということはここまでつづった内容を見ていただければ創造が付くと思います。

 

そして同じような境遇に友人がいる。

個人的には会社は辞めてほしいと思う。

困難、逆境にも限度というものがあります。

誰もが体育会系の人間ではないんです。

 

そして一度社会人としての自殺をした自分の現状はどうか?

元気に生きています。そしてミスチルの櫻井さんの詞をアップし続けています笑

このブログを始めてもう何年もたちますが、社会人としての自殺をしたのはそれよりも前の出来事です。

 

地位や名誉があったり背負うものがあると辞めるという行為はとても勇気がいることかもしれません。

けど、本気で考えてほしい。

このまま仕事を続ければどうなるのかと。

我を見失っていないということが前提です、自分と向き合うことができるのは。

仕事に埋没し我を失ったら一貫の終わりです。

では我を失う可能性があるとしたら境界線はどこにあるのか。

休みの日も含めて仕事から離れられない環境であるということがサインです。

それが名誉と考えいる人も中にはいるかもしれません。

そうだとしても一度自分の環境を見直してみてください。

このままで良いのかと。

自分は大丈夫だと思っていても、気づけなくなるから恐ろしいんです。

気づくことができないんです。

そうなったら後戻りはできません。

 

自分の時間が持てないというのは馬鹿げている。

”切り替えができないのはお前が悪い”といわれるなら勝手に言わしておけばいい。

自分を責める必要なんて毛頭ない。

自分は自分であって上司ではない。

自分をもっともっと大切にしてほしい。

 

友人に向けて記事を書こうと思いましたが、いろんなものが自分の中から湧いて出てきました。

 

長々と書いてしまいましたね。

ここまで読んでくれた皆さんに感謝です。

 

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できるなら

何もとらわれずに

できるなら

何もこだわらずに

笑いや涙や大きな希望を

見事に描きあげたい

 

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