こんにちは、やえです。
昔、さくらももこさんのエッセイを読んで
大ショックだったことがありました。
アニメも漫画も「ちびまる子ちゃん」が昔から大好きで
その中でも、まる子と友蔵じいさんの話が特にお気に入りでした。
2人の仲の良さにクスッとしたりほっこりしたり
下らないことを言い合えて羨ましいなぁ
と思ったりしていました。
ところが、エッセイでは
モデルである実際の祖父のことを
「ズルくて意地悪で怠け者なじいさんで、家族の嫌われ者だった。
貯金箱から盗んだり、風呂をのぞいたりして迷惑ばかりかけていたから
葬式でも家族は誰も泣かず、自分も特に悲しくなかった。」
という風に書いてあったのです!
いつもまる子の味方でいてくれた優しい友蔵じいさんが、、、
実際のモデルはその真逆の
いじわるじいさんだったという事実に
読んだ当時、かなりショックを受けたのを覚えています泣
こんな風に実際とは違う理想像を
キャラクターにするというのは
心理学でいう「投影」に関係があるんですよね。
「投影」とは自分の中にある感情・望み・理想像などを
他人(作品やキャラクターも含む)に移して表す
私たちの心理的な働きのこと。
自分自身では現実に今体験できないことや
受け入れがたいものを
外部に仮託して表現し、昇華して
心のバランスをとろうとすることです。
さくらももこさんも
実際はひどいじいさんだったけど
理想のおじいさん像を
キャラクターとして昇華することで
心の中のバランスを取っていたのではないかなと思います。
私たちの毎日の中でもこの「投影」は起こっていて
「あの人になぜかイライラする」と思うとき
実はその人に投影している
自分の嫌な部分や理想とのギャップを
見ていることがあるんですよね。
それ自体が悪いことなのではなくて
「あ、自分は今その人に
自分の理想、あるいは嫌な部分を
投影してみているのかもしれない」
と気づくことがとても大事なんです。
その事で、
自分の本音や自分の本当の願望に
気づけるんですね。
そしてどこまでが『自分の中のイメージ』で
どこからが『事実』なのか見極めることで
より現実的な行動を選択できるようになります。
投影という心の働きは
私たち自身を理解する上でとても大切な心理プロセス。
ときどき意識してみると
自分の理解が進んでいきますよ。
あなたはどんな理想を
誰に投影していると思いますか?

