偶然なる偶然⑤
『未来の魔法のランプ』が「説話社」から出版されることになった偶然性について少しだけお話しします。
毎年、東京国際ブックフェアが開催されます。
世界中の出版社が集まる国際的なコンベンションフェアです。
行く予定を組んでいたその日、突然の打ち合わせが入りました。
世界で一番売れている自己啓発DVDのTVCMに出演することが決まっており、その打ち合わせだったのです。
夕刻近くになって、もう時間が足りないと思いましたが、それでも行こうと思いました。
あと2時間くらいで終了というときでしたから、行っても1時間くらいしか見ることができません。
でも不思議なもので、足が勝手に現地へ向くのです。もちろんそういう性分なのかもしれませんが。
現地に着いて、知っている出版社の方々に挨拶をして廻る時間さえありません。
気の向くまま、足の向くまま、歩いていると一冊の本が目にとまりました。
「宇宙(そら)にお願い」という本です。とても良い本です。
作者は世界的に有名な占星術師のジョナサンケイナー氏が書いた本で、他に「英国式占星術」という本も書かれています。
偶然にもその2冊とも読んでいたのです。
子どもの頃から天文や魔法などの世界に興味をもっていたので、とても興味をもって読むことができました。
本というものは、おもしろいもので出版社を選んで買っているわけではありません。
読んでいながら今回の国際ブックフェアではじめて認識したのが、2冊とも「説話社」から出されていたことでした。
「説話社」とても良い名前ですね。響きが好きです。
そして、偶然にも説話社のブースの前で立ち止まっているとき、偶然がかさなって説話社編集員の高木氏が声をかけてくれたのです。
はじめて会った時の印象がとても良く、自然なかたちで会話を楽しんでいました。
今になって、説話社の他にどこのブースへ行ったのかほとんど記憶がありません。
ましてや、そのときは説話社とご一緒になって本を出させていただくことなど、頭の隅にさえありませんでした。
「偶然」といのは不思議なものです。
生きていることはすべて偶然です。そして偶然は、やがて「必然」へと進化していくようです。
それに気づくか…どうかですね。
執筆Taka