鍵盤を弾く 2
ということは結局譜面を読ないとダメということか・・・。コードも覚えられへんし・・・。などと思っている方への説明です。そうなんです。だから、ギタリストは鍵盤をあきらめるわけです。キーボードなんかいらないと開き直りますが、協力してもらえるなら誰かいないかなと回りを探すわけです。そんなときに、DTMの中ではアレンジャーであるあなたが、こんな感じでと差し出すデモテープがあれば鬼に金棒となります。どうかあきらめないで下さい。だからこんなブログをやってるんです。
ほとんどのギタリストはギターで作曲をします。自分で曲を作るという事は音楽理論の知識があるないにかかわらず必ずコードを付けるはずです。(合っているかは別にして・・・。そこを踏み込んでいくのはアレンジャーの仕事ですから・・・。)自分で作った曲ならばそのメロディーに対するコード進行がその曲の羅針盤となります。そのコードに着目してみましょう。
前回のように曲のキーを決定させてから、♭や♯の数を特定してそこだけを黒鍵で弾くというわざはギタリストにはまず無理です。ギターならフレットを平行移動するだけですみますが・・・・・。歌物ならまだしもJAZZよりの曲なら転調もあり、わけがわからなくなるのが普通です。答えは全てコードにあります。コード単位で第1音(ルート)→第3音→第5音→第7音の組み合わせが必ずあります。これを利用するわけです。毎日ギターでやって身体にしみこんでいる7thコードの響きを思い出して下さい。ルート→M3→P5→m7のつながりを覚えているはずです。まずこれを各コードのルート音から弾いてみましょう。どのルートから弾いても7thコードのアルペジオが弾けるはずです。大切な事は、キーから判断するのではなくいつも弾いている7thコードの分散を相対音感で弾くようにするということです。あせらずに一音ずつ確実にやってみましょう。第7音がわかりにくければルート→m3→P5の3音だけなら何とかなるはずです(保育所・幼稚園からやってます)。どうでしょうか?違う音を弾けば違和感がありますね?合っているかどうかわからない方、すみません。どうしようもないので鍵盤はあきらめて下さい。相対音感で判断すれば黒鍵を使うポジションは自ずとわかります。
各ルート音から始まる7thの構成音がわかれば、正しいコードに修正する作業に入ります。まず第3音。メジャーのコードならそのままでOKですがマイナーなら半音下げてm3とします。次に第7音。7thならそのままですがM7になっていれば半音上げます。あと、第5音が♭5になっている時も第5音は半音下げます。7thまでわかればこっちのもんです。9thはルートのM2上、11thはP4上、13thはM6上です。テンションがわかりにくい時はギターを手元に持ってきて、5弦・6弦にあるルートからみて9th~13thがどの位置にあるかわかるはずです。
でわ、次回!!
ギタリストがDTMを始めるにあたって一番厄介なのが鍵盤です。最近ではコード進行を入力するだけでアレンジのできてしまうソフトが多く出回っていますが、MIDIデータを手入力することのよって初めてオリジナリティーあふれる自作曲を手に入れる事ができます。MIDIデータを入力する作業とキーボードを演奏する事は基本的に違います。またその架け橋となるのがDTMソフトです。筆者はLOGICPRO9を使ってます。
鍵盤の苦手なギタリストのお役に立てればと考えています。よろしく![]()


