みなさんこんにちは、フーチャーゲーム(FG)です。

 

 

 

みなさんは、自分に愛想をつかす、とか自分に腹をたてるというようなことはありますか?

私は、あります。そして、最近、怒りが頂点に達しました。

 

っと、申しますのは、3年ほど前に1冊目の本をネット出版して以来、2冊目を書こう、かこうと想いは募るものの、なかなか纏まったものにならないのです。ヴィジョンボードに「書く」アイコンを貼るのにも、心が疲れ。

こうなると、今まで励ましてくれていた優しい順子先生も、「本はどうなったの?」と声をかけるのもはばかられるようになり。

最後に自分自身が、自分に怒りを感じる、というところに辿り着いたのが先週の月曜日です。

 

自分を逃さないようにするのには、どこかに缶詰になるしかない。

「そうだ、誰も人がいなくなった冬の避暑地、そこに行こう」

早速ネット検索の結果、軽井沢にある、とあるホテルが目に止まり、先週末金曜日から本日月曜日まで3泊4日の予約を入れました。吉方というのを信じる人も、そうでない人もいますが、私は3年ほど前から信じることにしています。

吉方角に凝っている人のアドバイスで、それまで行く予定にしていた台湾旅行を、吉方位のオーストラリアに旅行先を変えたところ、皆様ご存知のように、帰りの飛行機の中で明治大学が講師募集しているのを見つけ、応募したら受かった。というようなことがあってから、のことです。とにかく、吉の方向に行っておけば悪いことにはならない、ような気がするからです。今月の私の吉方角は北。軽井沢は小金井の北にあります。

 

っで、早速そのホテルに電話をかけました。受付が言うには、オフシーズンのウィークデイはツインルームを5.000で申しうけています、っと。吉方のせいかどうかはわかりませんが、幸先良く、励まされたような気分になったわけです。

 

今回缶詰になっても何も書けないようなら、もう「書く」ことは諦めよう、というぐらいの切羽詰まった気分になった末の逃避行でしたので、スケジュール帳に自分へのコミットメントを書き出しておきました。手荒れをなおす、とか、ヨガを毎朝する、とかいうことも書きましたが、何よりも一番の目的は、「書く」ことです。朝3時間、午後3時間、書く。

 

玄関を出る直前、そうだ、「英語の読み物を一冊だけ持って行こう」と思い、本棚に長い間ただ飾ってあるだけだった一冊をバッグに入れて電車に乗りました。

 

1日目、閑静な避暑地の景色に、つい足どり軽く、持参したスニーカーでどこまでもどこまでも楽しみながら歩き回った後、「やっぱり、書いてないじゃない」と気づき、またもや自分にイラっとしました。そして、ベッドに寝転ぶと直前にカバンに入れた本を読み始めたのです。すると、不思議なことが起こりました。


 

 

 

それは、ローレンス ブロック という作家の書いた、文章がなかなか書き始められない人への指南書だったのです。以前、日本語の方を読み始めたときは、とてもつまらなくなって10分の1も読まないで放り出していた本です。こうして、書けない自分にうんざりして読み始めると、まるで、ラリー(ローレンス)が私の心の状態をつぶさに見ていて、アドバイスするために軽井沢についてきてくれたかと勘違いすらしかねない内容が書いてあったのです。

 

あまりの偶然、あまりの興味深さに、6、7時間も読み続けてしまいました。

 

すると、どうでしょう。中に書いてあったアドバイスを、(例えば、20分間瞑想して、潜在意識を活性化しなさい、とか、10分間自分が持っている書くことへの恐れを紙に書き続けなさい、とかです)その通りにやって(やったつもりになっただけで、やらないで飛ばしたものもありましたが)みると、苦もなくPCに向かうことができたのです。

 

「書く」モードに自分を引っ張り込むことができたのは、土曜日の夕方ぐらいになってからでした。それからは、自分が軽井沢にいるのか、小金井にいるのかどちらでもよくなりました。たとえ、ニューヨークにいても、同じだったと思います。

 

気になったのは、どこで食事をしようかということぐらいです。何しろ避暑地なので、冬はほとんどレストランが店じまいしているのです。朝はホテルの朝食をお腹いっぱい食べて、昼と夜の分をコンビニでまとめて買ってお部屋の冷蔵庫の中に入れておき、書くことに集中しました。

 

4日目、月曜日。今日の朝ホテルを出るまでに1万字書き、少しは怒りがおさまって軽井沢を後にすることができました。

 

吉方位のせいかどうかわかりませんが、ホテルのフロントで精算しているときに、妙なことを聞かれたのです。

「もしかした、本か何か書いておいでですか?そして、英語関係のお仕事していらっしゃいませんか?」

「はい」

すると、今まで一度も経験したことのない感激を味わったのです!

 

「アマゾンでご本拝見しました。写真出てましたよね。お顔に見覚えがありましたので。娘が留学したいと言っているので、本読ませてもらいました」

 

たった一冊しか出版してない本の読者が目の前に現れる!

自分の留学経験が、こんなところで人の役にたっているなんて。世の中、思った以上に素晴らしいですよね。最後にだめおしで、「本を書きなさいね」神様から言われたような気がしました。

 

今月の吉方向は北。

 

2019.3.11.