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無事帰ってきました。

皆さんから集まった物資は
・石巻市立 鹿妻小学校
・法山寺幼稚園
・石巻市立 湊小学校
に分散して、送り届けてきました。

このエリアは水産加工工場とそれらに従事する方々が住む密集地域。
中型タンカーがひっくり返って道を塞いでいたり、
パチンコ屋の2階に運送トラックが突き刺さっていたり、
ほんとうに目を覆いたくなるような光景だらけでした。

20時石巻市内着、深夜だったけど小学校の中に設置された統括本部は活動していた。

一軒目は物資700人分まとまった数がないと、不平不満が出るので受け取れないと断られた。
ただし灯油はまだ現地も深夜明け方は氷点下に行くので、いくらかほしいとの事。

2軒目に出会った方はこの件で本当にまいっている様子で
かなりそっけない態度だった。
話をしている内に、これからの事を涙ながらに語ってくれた。
内にしまっていた思いが出てしまったのだろう。

3軒目は校門が津波でひんまがり、大型トラックが入れないため、
物資の搬入が困難な状況にある小学校。
21時を回っているにもかかわらず、本部の方全員で、僕らの積載物資を外に出て運んでくれました。
ぬいぐるみ、サッカーゲーム、おもちゃなんか全然無いので、子供たちきっと大喜びします!
と握手を硬く握ってくれました。

本当に現地の方が必要としているのは、物資よりも心のサポートだと感じた。

現地から離れる時、僕らの車が見えなくなるまで、手を振って見送りをしてくれた。

今回は、同行したメンバーの仕事の日程の関係で1泊で
宮城を離れる事になったけど、出来れば現地の手伝い等も
したかった。
今日の新聞を見たら、技術のある人間は現地で無償で
作業している人々の特集記事が掲載されていたり、
特に技術の必要ない、瓦礫運び・砂だしのボランティアも
募集しているようだ。




以下の動画・画像は宮城県荒浜からのもの。
掲載するか迷ったが、どういう事が起きたかみんなにも
感じて考えてほしかったので掲載しました。

津波の勢いが強すぎて、ほとんど建物が流され残ってない状態。




BEGGERS的  LIFE STYLE

BEGGERS的  LIFE STYLE

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5月にはまたハリー達も行く計画があるので、
また少しでも手伝えることがあったら、全面的にサポートしたいと思う。
現地の状況は必要物資は行き届き始めているようなので、
これからは精神的な意味でサポート・活動しよう。
散髪したり、歌を歌ったり、絵を描いたり、
僕らが現地の方に届けられる応援はたくさんあると思う。

ただ、僕ら自身もより一層、自分たちの事について
見直す必要があると思う。

僕らが住む東京一帯は目立った被害こそ無かったけど、
明日はわが身、いつ何処にいても常に死と隣りあわせで、
いつどんな出来事が身に降りかかってもおかしくない。
人間・文明は地球全体の自然現象から見ればとってもちっぽけなことで、
安全・安心な生活に慣れすぎている部分も多いと思う。

帰ってきて、こうやってブログを書いている時も、
授かった時間の中で、何が出来るか・何をしていくかについて
ものすごく考えさせられている。
今という日常、大切にしようと思う。


$BEGGERS的  LIFE STYLE



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