山手線の蛍光灯がLEDに、JR東日本が試行的に切り替え
JR東日本は、鉄道車両に搭載できるLED(発光ダイオード)照明を開発した。山手線の車両に試行的に搭載して運行する。客室内の蛍光灯すべてをLEDに取り換える。現行の蛍光灯照明と比べて消費電力を約4割削減し、それに伴って1編成1年間当たりのCO2排出量を約12t低減する。
鉄道の車両の天井部に設置する部品は、火災対策のために不燃性能が求められ、採用するには鉄道車両用材料の燃焼性規格で不燃性などの基準に適合する必要がある。JR東日本はグループ会社とともに、不燃性能を高めて基準に合うLED照明を開発。鉄道車両に搭載できるようにした。
山手線のE231系と呼ばれる車両の1編成11両の客室内の蛍光灯をLEDにして、12月15日以降に実際に運行する。LEDへの取り換えは、現在取り付けられている蛍光灯器具の本体ごとLED照明・LED器具に交換するタイプと、現行の照明器具の蛍光管だけをLED照明にするタイプの2種類となる。
JR東日本は、駅の照明でもLED化を進め、LEDを使った案内掲示器「エコ薄型電気掲示器」を首都圏の駅を中心に導入。従来の蛍光灯型の電気掲示器に比べて消費電力を60%削減する。今回、駅に続いて車両の客室にもLEDを導入し、一層の省エネとCO2排出抑制につなげることにした。
■提供 ECOJAPAN