今回は、ハイリスク患者97名を診察、その中の7名を結核と診断（かなりの高率です）することができ、日本政府の支援により震災後に再建された結核病棟で治療をこれから行います。
私たちが2012年に行った、日本での結核研修プログラムに参加したジャッセン医師、パスカル医師も、最後までしっかりと頑張ってくれました！
ハイチでは病院のデータからわかっている分だけでも、日本の10倍以上の感染が認められています。
そして結核は感染症のなかでも特に感染力が強く、またHIV感染者の死因としても大きな割合を占める病気であり、1人でも多くの発症した患者を診断、治療する意味は大いにあります。
しかしながら通常時は貧困の連鎖から、検査１つがなかなかできず、また患者さんも病院に行くとお金がかかる、という意識から、かなり病気が進行するまで病院に行かないことも多いのです。
しかし、この無料検診の機会を狙って来院する患者さんも多い事を見ても、やはりこの企画の意義を感じています。
これからもこの企画は継続し、また近い将来に希望としては、可能な限り規模、技術的部分共にできるところから強化していきたいと思います。
皆さま、これからも暖かなご声援、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします！
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