息子の大学卒業が決まった。

去年の4月の時点では前後期の単位ほぼ全てを取らねば卒業は無理、と言われてた。
前期に取りこぼしてかなりヤバかった。
留年も覚悟してた。
就職先も決まってたから、、、、

今年1月で全ての試験も終わって、本人は「わからん、何とかなると信じてる、、、」しか言わない。
妻が一番心配してた。
俺はじっと聞きながら、「なんでねん!何でそんな無責任やねん!人の気も知らんと」と心の中で呟いてた。

小さい頃、言葉が出るのが他の子より遅くて、「このままだと発達障害の可能性も否定できない」という保健所のおばさんの何気ない一言が妻を不安にさせ、妻はそのたった一言でめちゃ心配しまくって、いろんなところを駆けずり回って、いろんな先生や教室や占い師まで、とにかくこの子を人並みに生活できる子にしなければ、と必死だったのを思い出す。

当の本人はなんとなく呑気で人任せな感じもするけど、小学校も中学も高校も大学入試も何度もこんなことがある不思議なやつだ。
最後の最後にギリで帳尻合わせてくる。
最後の最後に一番取ったりする。
そんな息子だ。

そしておととい卒業確定の通知が届いた。

誰よりも喜んだのは妻であるのは言うまでもない。
おつかれさま。
よく息子を支えてくれたね。
ありがとう。