9月18日にホソイイヌオが出演するライブ、
「熊本⇔東北 復興ライブツアー2017~震災風化防止プロジェクト~」。
今回、ホソイイヌオがなぜ熊本に行くのか?
そこで何を伝えたいのか?何を東京に持って帰ってくるのか?
ホソイイヌオが復興支援イベントや東北に関するイベントを始めたきっかけとなった
さいとうかおりと2人、改めてここに至るまで対談し、
熊本ライブまでの思いや気持ちを話しました。
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ホソイイヌオ
<プロフィール>
『音楽は世界を変える』のか?
ボクはそう思わない。
音楽が世界を変えるのではない、
音楽を聴いた人間が世界を変えるのだ。
音楽は人間に正しい方向を指し示すことができる。
でもボクが変えたい世界は大きな世界ではなく、
君を取り巻く小さな世界だ。
そういう歌を歌いたい。
2017年より復興支援活動に音楽で協力させてもらっています。
【主な活動】
2月:宮城県気仙沼へ被災地の視察
4月:2016年ライブ活動売上の一部を日本赤十字東日本大震災義援金に寄付
6月:東日本大震災復興支援団体『ともしびプロジェクト』の東京支部にて復興支援ライブに出演
9月:みらい見守り隊『熊本⇔東北復興ライブツアー2017』熊本ライブに出演
11月:岩手県大船渡にて復興支援ライブに出演予定
Facebook : https://www.facebook.com/hosoiinuo/
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さいとうかおり
<プロフィール>
中学3年生の時に聴いた、とあるラジオ番組をきっかけに夢を抱き、放送業界へ…。
ラジオ・テレビ・ニコ生などの放送作家として、音楽・スポーツ・教育・アニメ・ファッション・情報・バラエティなど幅広い分野でたくさんの番組の制作に携わり、経験を積む。
同時に、ラジオ、ニコ生でMC、下北FMでMC、他ラジオ番組にアシスタントMCとして出演。
その後、ライター、イベントMC、ラジオディレクター・フロアディレクターなども経験。
また親子ディスコイベント「PAMDA DISCO」の企画運営も行っている。
教育の番組をやっていたのをきっかけに東日本大震災直後の石巻を視察し、その後ボランティア活動を始める。年に数回気仙沼を訪問、語り部を乗せた視察バスツアーやお祭りなどのお手伝いをするボランティアバスツアーを企画実行。
活動が取り上げられラジオ番組にゲスト出演するなど発信を続け、現在も復興支援イベントを主催している。
放送作家やイベントMCの他にも、2017年よりファクトリーギア株式会社で女子目線で工具を見ている広報としても勤務、同年2月より伸びる世ぉ~ライブMC、Farnest.Inc広報もスタート。
アーティスト“優しい未来”のアクセサリー・ネイルプロデュース。
Twitter : https://twitter.com/kaooorii
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対談2夜目「「Life must go on」という曲について」
さいとう:前回、歌詞を大切にされているというお話を聞きました。
東日本大震災の話を2人でしていた時に、イヌオさんがこの震災をきっかけに書かれた曲があると話してくださいました。
「被災地の方にこの歌で応援をしたい!」とイヌオさんの曲を教えてくださいました。
音楽を聴かせていただく側として、どこまで聞いて良いものかすごく悩むのですが、イヌオさんがどんな想いで歌詞を書いているのか、聞かせてもらえますか?
ホソイ:ボクは誰かを励ます歌詞を書きたいと思っています。
なので応援ソングのような歌が多いのですが、優しさの押し付け」ではなく「押し付けない優しさ」を大切にしています。
よくいう「心の病の人に頑張ってと言ってはいけない」みたいな。
本当に辛い人にしかわからないような歌詞を心がけています。
なのであまり一般受けしないのですが(笑)
さいとう:今回の熊本も、これまでの気仙沼も、「音楽で応援できたら…」とお話されていましたが、誰かを「応援しよう」。そう思われたのはなぜですか?
ホソイ:今から9年前になるのでしょうか?
2008年に仕事とかの疲労が蓄積し、心の病気になりました。
鬱、あと自律神経の乱れから大腸がおかしくなる過敏性腸症候群IBSという病気です。
苦しくて苦しくてどうしようもなかったです。
その時に同じような病気の人にブログで励まされて何とか乗り越えることができました。
その時に同じ病気の人を応援したいなーと思いました。
でも一番応援したかったのは「自分自身」かもしれません。
さいとう:すごく大変な時期があったのですね。
ホソイ:自分はそういう病気は大丈夫だと思っていたのですが、積もり積もって病気になりました。
「自分だけは大丈夫」は前回の地震に時に自分は大丈夫という過信に通じますね。
さいとう:「自分だけは大丈夫」と思っていただけに、大丈夫ではない状況になってしまった時、そこから立ち上がるのはとても難しいことなのではないかと思います・・・
先ほど、一番応援したかったのは「自分自信」というお話もありましたね・・・
ホソイ:「自分だけは大丈夫」と思っていたので、病気で大変な時、「なぜ自分ばかりこんな不幸な目に合うんだ」と自暴自棄になりました。
でもある時、気付いたんです。
「不幸、、、不幸とは幸せではない状態のこと。
自分にとって幸せとはなんだ?
自分の中で幸せがイメージできていて、 今その幸せな状態ではないから不幸なのだ。
不幸、、、つまりそれは自分の中で幸せがイメージできている状態。
自分の中でイメージできるということは実現できる!」 と。
自分の中で人生のパラダイムシフトが起きました。
霧がかっていたモノが晴れていく感覚がありました。
そこから今の自分の人生を受け入れられるようになった気がします。
「自分自身の応援」ですが、 「君のため」は良いことで、「自分のため」は利己的で悪いこと、と思われがちですが、僕は違うと思っていて、僕は人は自分のために生きなければならないと思うのです。
「自分のため」に生きることは難しいです。
間違えると利己的、エゴになってしまうし、すぐ楽をしてしまいます。
でも自分自身のために100%生きることで、やっていることが本当に正しければ、おのずと周りのためになると思うのです。
それが本来の人の生き方だと僕は思うのです。
それに病気になった時、僕は夢、健康、仕事、お金、自尊心、あらゆる物を失ったのです。
それを取り戻すためには、挫折して諦めた音楽活動を再開するしかないと思ったのです。
自分の再起のためにがんばれば、同じ苦しみの人の応援になると信じて。
そこから、引き寄せの法則と言いましょうか? あるアーティストに出逢い、そこから出逢いの連鎖、仕合わせ(幸せではなく仕合わせ)の連鎖が起こり、10数年振りにライブできることになったのです。 それが2014年でした。
その復活ライブのために作ったのが「Life must go on」だったのです。
さいとう:イヌオさんが「被災された方を応援するために「Life must go on」を歌いたい!と言ってくださったのは、イヌオさんのこの想いがあったんですね。
「Life must go on」という曲名にされたのはどういう理由だったのですか?
ホソイ:この曲を作ろうという発端は 2011.3.11 東日本大震災でした。
家でテレビで被災地の状況を見ている時に、色々な芸能人や著名人の人が被災地東北へエールのメッセージを送っていました。
今では誰だったかは思い出せないのですが、学者のような人だったと思います。
その人が "Life must go on" というメッセージを送ったのです。
初めて聞く英語でした。 意味は、、、
「人生は生き続けなければならない」
「生命は歩み続けなければならない」
という意味でした。 生命は何億年も様々な困難を乗り越えて今がある。
なので我々はこの震災もきっと乗り越えられる。
だから何があっても諦めないで生き抜いてください!
と学者さんは言っていました。 その言葉に凄くハッとさせられたというか、これだ!というか、胸にズバーンと来たのです。
この"Life must go on" という言葉を聞いたのが2011年で、 実際にホソイイヌオの Life must go onという曲が完成したのは2014年でした。
作るのに3年かかりました。
最初の方に書きましたが、2011年の時は心の病気で苛まれていました。
またその時は音楽活動も辞めていたました。
夢も希望もない、でも何があっても行きなければならない。 諦めていけない。
Life must go on のメッセージ性のある歌詞は全て、あの時、自分で自分を鼓舞するために投げかけていた言葉を歌詞にした歌です。
さいとう:自分に投げかける・・・
ご自身との対話のようなものでしょうか?
ホソイ:対話。。。そうですね。今考えれば対話ですね。
ずっと鬱でやる気がでなかったり、過敏性腸症候群でお腹が痛かったりな毎日でした。
でもそれも今考えると自分との対話だと思います。
病気というは身体や心からのサインなんです。
身体や心が「身体におかしい部分があるよ、心が疲れているよ、このままではダメになっちゃうよ」というサインなんです。
だからそれを拒絶したり排除してはいけないんです。
ちゃんとその病気の源流を探して突き止めてなければならないのです。
でも嘘みたいな話しですが、2014年に Life must go onを作り、ライブ(10数年ぶり)をしてから、その後、過敏性腸症候群という病気がすっかり治りました。
ボクの心は音楽を求めていたんだとその時に分かりました。
10年ぶりにステージに立っても、案外緊張しなかったのと、案外歌えました。 自分に手応えは感じました。
でもそんなに感動はなかった、、、というか普通でした。
もっと泣いたりするのかなーと思ったのですが、妙に冷静でした。泣きたかったのに(笑)
さいとう:立ち上がったその時、出逢い、ご自身の想い、全てのタイミングがそこにあったんですね。
そして、このお話を聞かせていただいていると、緊張されなかったというのは、イヌオさんは、いるべき場所、あるべき場所に戻られてきたんですね・・・。
そして、イヌオさんの「Life must go on」。
歌詞がとても優しくて、すーっと入ってくるけれど、日々耐えず起こる悩みに対して、すごくパワーをもらってきました。
ホソイ:歌の歌詞は聴いた人がそれそれ感じたものが、その世界観になると思うので、あまり説明はしたくないのですが、こういう機会でないと説明することはないので説明しますね。
(説明したくないと言いながらも、内心説明したいという思いがないと言うとウソになる。ミュージシャンあるある(笑))
感情的な歌なので、汗臭くないようにしようと思い、ストーリー性のある歌にしました。
この歌には登場人物が2人います。
「ステージの上の人」のアーティストの「君」と、
「ステージの下の人」の主人公「僕」です。
僕は昔ステージの上の煌びやかな世界でライトをしていたが、夢に破れ、今はステージの下の人になってしまった。
君のライブ、ステージの下からステージの上の君が良く見える。
でもステージの上の君から暗闇の客席にいる僕のことなど、青紫のスポットライトに照らされる君からは見えないのだろうな。
感動的なライブで僕は興奮している、でもそれと同じくらいにステージの下の人に成り下がった自分に憤る。
君の感動的な歌は僕の心を高鳴らせるが、それ以上に僕の心の傷口を広げる。
でも心の傷口が広がったからこそ、君の歌が僕の心の底に深く深く染み渡ったんだ。
だからもう一度立ち上がろう。あの青紫のスポットライトを浴びるために、、、
というストーリーがあります。
病気の時、このような思いでライブを観ていました。
あとこの曲のキーポイントは「青紫のスポットライト」です。
「青」でも「紫」でも、はたまた「赤紫」でもなく「青紫」なのです。
これがあることで聴き手に情景をイメージさせることができると思っています。
歌というのは耳で聴くものなので、聴覚以外の五感、視覚、嗅覚、味覚、触覚のどれかを刺激させることで、より臨場感のある歌になると思っています。
これだけ書くと作るのに凄い時間がかかったと思われますが、歌詞はホソイイヌオ初ライブから1週間くらい前に書き、曲はライブの前日に徹夜でスタジオに籠って作ったのです。(笑)
3年間、病気で苦しんだからこそ、1週間で出来たのだと思います。
さいとう:1週間で作られたとは・・・まさか思いもしませんでした。
今回、聞いては良いのか、すごく悩んだのですが、楽曲への思いをいろんなお話を聞かせていただいて、イヌオさんが今年の初め、東北支援ライブの前に取られた行動の理由が・・・。
次回はその行動のお話を聞かせてください。
対談2夜目へ続く…
9/16(土)更新予定
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ホソイイヌオ ライブ情報
9/18 熊本⇔東北 復興ライブツアー2017~震災風化防止プロジェクト~
13:00 テクノ仮設団地
16:00 木山仮設団地
19:00 Open 19:30 Start Cafe & Bar DIESEL
Chage 1000円(w/1Drink)
Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/166941597178287/
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カラオケの鉄人にて、オリジナル曲
「Life must go on」「群青」配信中!
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