俵万智さん著『恋する伊勢物語』
原文:『あらたまの 年の三年(みとせ)を 待ちわびて ただ今宵(こよい)こそ 新枕(にいまくら)すれ』
この時代は通い婚の時代ですので、男性の通いが3年間途絶えた場合は、離婚とみなしていたようです(^_^;)。
『伊勢物語』によると、期限の3年になる日に、妻は新たな男性と結婚しょうと決めていました。
その矢先に、夫が3年ぶりに訪れます(^_^;)。
そこで、妻が扉越しに詠んだ和歌のようです。
現代語訳:『三年という年月を待ってつらい思いをして、今夜こそ新しい男性と枕をともにするのです(ノ_・。)』
俵万智さんの現代アレンジ和歌
『三年を 君にささげて まちわびて 今夜打たれるはずのピリオド』
さすがに言葉の扱い(野球でいうバットコントロール、サッカーでいうボールコントロール)が巧みですね(^_^;)。
神仏分離令・・・1868年、神道の国教化をめざし、従来の神仏習合を禁じ神道と仏教の分離を命じた布告。
平田派の国学者の影響により神社を寺院から独立させ、神社所属の僧侶に還俗(げんぞく)を命じ、一般人に戻らせ、神前に仏具を供えることや仏像を神体にすることを廃止させた。
この神仏分離令により、多くの僧侶が興福寺を離れ、寺領の没収で困窮したために、五重塔を競売に出しました(>_<)。
落札価格は25円。(実教出版の日本史用語集の価格を採用します)
この時代の権力者の大久保利通さんの1カ月の給料は500円。
(総理大臣の月給が約230万円らしいので、現在の価格なら約11万5千円)
落札した人は、壊すよりも燃やす方が安上がりなので、燃やした場合の燃えカス(スクラップ)を25円と見積もったとのこと。
しかし、興福寺付近の住民が類焼を恐れ燃やすことに反対し、中止になったとのことです(^_^;)。
文化財だから残そうという発想はまだない時代だったみたいですね。
こうして、興福寺五重塔は、国宝として現在もその姿を留めているというわけですね(^_^;)。