借金の取り立てを主な家業とするヤクザな男サンフンと高校3年生の女子ヨニ、偶然出会ったこの二人を軸にストーリーは展開します。
様々な映画賞を受賞しているようですね。

サンフンには母と妹がいましたが、妹はDVな父から母を守ろうとした時に父に刺殺されます。
母も妹が刺された時に、病院へと外に飛び出したところをトラックに轢かれて亡くなります。
父は懲役15年。
サンフンとヨニが出会った頃、父は刑期を終え出所して1カ月。
その他、母親が違う姉と姉の子ども(甥)一人。
(この姉も夫のDVで離婚している)

ヨニにも屋台を経営する母がいましたが、ヤクザ(サンフン達)に屋台をめちゃくちゃにされ亡くなります。
ヨニの父もDVな父で、しかも痴呆症気味で母が死んだ事すら忘れています。
その他に、DVな弟一人(後にサンフンの舎弟になります)。

父が母を殴り、息子が父を殴り、弟が姉を殴り、借金の取り立てで殴り、学生運動を妨害するために学生達を殴り、上納金を支払わない店主を殴り、通りがかりの人を殴り、酒場で因縁をつけて殴り、等々と暴力シーンが多々出てきます(ノ_・。)。

サンフンは出所して来た父を袋叩きに近いくらい殴りますが、後にリストカットした父を蘇生させるために奔走します。
父を憎み、『殺してやる!』と悪態をつきながらも、ある一線は越えませんでした。
本当に憎んでいるなら絶縁し近づかないで静かに死を待っているでしょう。
無視が一番怖い感じがします(ノ_・。)。

あまり好きなタイプの映画ではないのですが、家族というものは父と母がしっかりしていないともろく崩れやすいものであること、子供を育てるには自分の事は終わっている状態(つまり精神的に大人になっている状態)でないと子供の精神に多大な迷惑をかける可能性があること、近親間は感情がむき出しの状態(つまり攻撃性が発露し易い状態)になりやすいこと、などを考えさせられました(ノ_・。)。

この映画で救いなのは、サンフンとヨニの友情(恋愛ではなく・・・(^_^;))と、母が違う姉の優しさだったかなと思います(^_^;)。