ハルには好きな人がいた。私を好きになる前のこと。ハルの好きな子には彼氏がいたから、ハルは告白する前にあっけなくふられてしまったって言ってた。


雨が降ったある春の夕方、ハルとその子は同じバスに乗った。ハルとその子がつながった。


ハルはいつも私ともっとつながっていたいと言っていた。私は私の生活のできるかぎりをハルとつながっていたつもりだったけど、その子と朝までした手紙のやりとり。私への不満のなかにいたハルは、昔好きだったその子に気持ちを移していった。


ハルからの手紙が突然冷たくなった。ごめん、としか言わなくなったハル。


私はいつかくるハルの新しい恋を応援するつもりだったけど、あまりに早すぎた別れだった。