私はずるい。自分の気持ちにも、ハルの気持ちにも気づいていたのに、そのどちらからも逃げようとしていた。これ以上ハルを好きになることが怖かった。


ハルにそのことを話すたびに、ハルは話をはぐらかした。
私も何だかほっとした。

私はハルから離れたくて、ハルにもっと近づきたかった。

寒くなった12月。忘れられない日。

ハルがクローバーをくれた。小さなクローバー。私はすごく嬉しかったけど、ハルにこれ以上二人ではいられないって、もうだめだって言った。

ハルは涙をぽろぽろ流しながら私を抱きしめた。


ハルとの時間があまりにも甘くて、切なくて、私とハルは初めてのキスをした。
忘れっぽい私だけど、あの時の風景、空気、ハルのこと全部覚えてる。


ハルと私が一番忘れられない日になった。