少し前ですが、知り合いの知り合いがこんな本を書きました。
僕たちはガンダムのジムである/ヴィレッジブックス

¥1,000
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タイトルと画像が秀逸ですね。書店で平積みされていました。
本書は、不遇な時代を生きる若者へのメッセージとして書かれたものです。いつか主人公になれるという幻想に向かって生きるのではなく、一兵卒としての自分を自覚し、地に足を着けて戦略的に生きることが大切な時代である、というのが趣旨のようです。本書には、若者が置かれる現実がタブー抜きで赤裸々に書かれています。知っていることですが、文字にして読んでみると悲しくなりました。
著者の気持ちはよくわかります。不遇な時代を生き残るために、少し上の世代からの強い応援メッセージを送りたいというのは全く同感ですし、このブログの趣旨のひとつでもあります。ただし個人的な意見ですが、ジムというのだけはどうしても腑に落ちません。30代後半に差し掛かる私が若者ぶるつもりもありませんが、私はむしろ、ザクの方が適切ではないかと思っています。
成熟した日本経済は、ガチガチの既得権益社会です。若者が入る余地は無く、極めて不公平です。経営者も政治家も役人も、あからさまな不正義がまかり通ります。そんな社会に違和感や憤りを感じるのはむしろ自然なことです。若者が自分自身をジムという歯車だと既定して、未来などあるのでしょうか。
むしろ全く正反対に、社会のしわ寄せを食った人々の中から若者が立ち上がり、ジオン軍兵士として体制に反旗の声を上げるというのが私の期待する若者像です。
何もデモやテロをしろと言うのではありません。精神の話です。社会生活の中で、仕事の中でそうしたものに抵抗して欲しいのです。
組織に反発し順応しないサラリーマンがいたって良いじゃないか!
脱サラして起業して、失敗したっていいじゃないか!
いつか必ず僕らの中からピンク色のザクが出現する日が来るからな!
若者が夢と希望を描ける時代ではありません。だからこそ、戦う若者を心の底から応援したい気持ちです。
ジークジオン!!!
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