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この国のタブー

素人がタブーに挑戦します。
素人だけに、それみんな知ってるよ?ってこともあるかもしれませんが。
コメント、質問、大歓迎です。お手やわらかにお願いします。

1カ月ぶりの記事投稿です。仕事の忙しさを言い訳に怠けてしまいました。


さて、今日のテーマはトヨタ・プリウスです。売れ行きは絶好調なようですが、私はこの車が好きではありません。それどころか、かなり問題がある車だと考えています。
プリウスは一般的に、省燃費でエコノミー(経済的)、CO2排出量が少なく環境に良い(エコロジー)とイメージされています。しかしこれは誤りです。マスメディアでトヨタ批判がタブーなのは当然ですが、ネット上ではかなり以前から指摘されているようです。


【プリウスの実質燃費はどれくらい?】
プリウスは、「38km/L(10・15モード)、32.6km/L(JC08モード)」という値に対して、ユーザーの実感は20~25k/Lm程度のようです。私個人は、カタログ値と実質との差は、10・15モードで2割、JC08モードで1割くらいと思っていますので、ちょっと差が大きいなという印象です。
 参考:ハイブリッドカーの燃費や評価を比較!

【ヴィッツとの価格差100万円は取り返せるか?】
プリウスの室内空間はコンパクトカー並みの広さですが、ヴィッツよりも100万円高いです。ヴィッツを15km/L、プリウスを25km/Lとして、ガソリン価格を150円/Lで計算すると、1km走行するためのガソリン代は、ヴィッツで10円、プリウスで6円となります。一見すると4円の差は大きいようにも見えてしまいますが、実際には25万km以上走行しなければ100万円の元手は取り返せません。
さらに他社の車を見れば、デミオSKYACTIVは25km/L(JC08モード)で135万円、軽ガソリン車のミライースは30km/L(JC08モード)で80万円以下です。これらの車と比較すれば、100万円を取り返すのはもうほぼ不可能ですね。

【地球環境の破壊が進行中】
プリウスに限らず、ハイブリッドカー(HV)や電気自動車(EV)が使用するモーターにはレアアース(希土類)が使われ、バッテリーにはレアメタルが使われています。例えば、中国が一時輸出をストップしたレアアースの主要産地は、急速な環境破壊が指摘され続けている内モンゴル自治区です。HVやEVの原料は、従来の自動車以上に自然環境を破壊しています。
 参考:コーディアブログ「ハイブリッド自動車、電気自動車とレアアース(希土類元素)問題」

【LCA(ライフサイクルアセスメント)問題】
省燃費ということは、それだけCO2排出量も小さいという事ですが、プリウスは製造と廃棄の過程において、従来の自動車よりも環境を破壊します。つまり、CO2等は走行中の排出だけでなく、製造から廃棄までの全過程で評価する必要があります。
トヨタ公式資料だけ見ても、10万km走行を条件にすれば環境負荷は大幅に低減できるものの、5万km走行で考えれば従来と大きな差はありません。どちらかといえば、プリウスは街乗りユーザーが多いというのが私の印象ですので、実際にはほとんどその恩恵を受けていないのではないかと想像します。
 参考:トヨタ公式サイト「環境仕様」

LCAはデータに基づく議論が必要ですが、どうしても個人でデータを集めるのは難しいです。そんな中で、石墨さんのブログは非常に参考になりました。彼は、「プリウスに関しては使用する機会が減れば減るほど通常のクルマより環境負荷が大きくなってしまうことがあるという皮肉なジレンマを抱えている」と指摘しています。
 参考:酒と薀蓄の日々「プリウスのジレンマ」


つまり、プリウスのブランドイメージは、かなり誤解されたイメージであることがわかります。プリウスはエコロジーでもエコノミーでもありません。エコブランド商品というのがせいぜいでしょう。

さて、最後に余談ですが、運転中にプリウスを見かけたら、私はできるだけ近づかないように心掛けています。回生ブレーキのためか、変なタイミングでブレーキを踏む人が多いですね。また理由ははっきりわかりませんが、左折時に膨らむ、車庫入れが遅いなど違和感を感じることが多く、正直怖いです。環境への配慮が不足する方は、やっぱり周囲の車にも気を配らないというのが、暴論ですが今のところ私の結論です。



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