鹿児島出身の
ヤジロウは若い頃に
殺人を犯し、
来航していた
ポルトガル船でマラッカ
へと逃亡していた。
彼は、
懺悔する目的で
宣教師
ザビエルを訪ねたという。
仲立ちしたのが
天文15年(1546年)
薩摩半島最南部山川に
やってきた
ポルトガル船船長
ジョルジュ・アルヴァレスである。
ザビエル
の導きにより
1548年、
ヤジロウは
ゴアのポン・ジェス教会
で日本人初となる
洗礼を受けた後、
同地にある
聖パウロ学院で
キリスト神学を學ぶ。
ザビエルは
ヤジロウの人柄の良さや
彼の故郷の様子を
聞き入り、
日本での活動を
決意したのだった。