以前にもブログで書いたけど、好きなバンド THE EXPLOITED。スコットランド(イギリス)出身のバンドでヴォーカルの人が軍隊に居たこともあり、階級社会の中での下層階級だったし、色々と大変な思いをしてきたからなのかバンドの曲も殆どが軍隊批判、政治批判、戦争反対の曲が多いです。

軍隊を退役して世の中に放り出されたとき、イギリスが大恐慌でやることがなくてバンドやり始めたとか言ってました。で、今でも続いてるというのがスゴイ。

このバンドの面白いところは、おおよそ政治のことなんて全く分からない不良少年が兵役に就いて政治のことや戦争のことを知ることとなりそこに様々な矛盾を感じて本能的に嫌悪することに抗って叫んでるというところ。不良少年なのに戦争になると真っ先に国の為に戦地の送り込まれて、高学歴者はオフィスワークするという矛盾だらけの兵役を経験して、退役してから一般社会に放り出されたら大恐慌で仕事が無い底辺の扱いで使い捨てされる世の中のシステムをなんとかする能力なんて無いけど抗い続けて、今は66歳となりました。

で、このバンド THE EXPLOITEDの昔の曲とかYouTubeで聴いてたら、これって現代世界とシンクロするかもみたいなジャケットとかがあって、世界ってやってることって昔から変わらないんだなと思ったのがコレ↓




ジャケット左
イギリス
・鉄の女と呼ばれたサッチャー(三碧木星)
・第二次世界大戦後初の大規模戦闘と言われているフォークラウンド紛争にアメリカと共に大きく関わった人
・侵略してきたアルゼンチン軍を駆逐した
・フォークラウンド紛争のことを詳しく調べたけど、やってることは今のロシアのプーチンさんと似てる。三碧木星同士だから?
・あとサッチャーの場合、後ろにアメリカがあったのでテロ国家認定されずに正義だったような認識となっているのがおかし過ぎる


ジャケット中
ソビエト連邦
・頭にアザのあるおじさん ゴルバチョフ(一白水星)
・ペレストロイカ(共産主義から民主主義への変革)推進のためにサッチャーとも会談して、最初にサッチャーを鉄の女と呼んだ人

・ある意味、ソビエト(ロシア)を良い方向に向かわせた人
・冷戦を終わらせた人で、かなりラブ&ピースな人



ジャケット右
アメリカ
・キチガイ野郎レーガン(八白土星)
・ベトナムを焼き払って駐車場にすれば良いとか、ラジオでは我々は5分後に爆撃を開始するとかキチガイ発言が目立つ人
・フォークランド紛争で色々と情報提供した人
・グレナダ侵攻やった人
・米軍の近代化、ソビエト連邦の脅威対抗のために国防費増大など
・強いアメリカを目指してたとか、あのトランプさんが模倣してるのがこの人

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ということで、フォークランド紛争あったり、グレナダ侵攻あったり、冷戦続いてたりなどなどいつ戦争が起きてもおかしくない世の中を動かしてたのがこの3人ということで、THE EXPLOITEDのジャケットにも3人揶揄する形で描かれてます。

過去も現代もやってることは、あまり変わらないな世界って。
現代のウクライナとロシアに近い状況かもしれない。