暖かな昼下がり・・・・ちっちゃなてんとう虫を見つけた
これは・・・・

 

 


ひとーっ、ふたーつ、みーっつ、よーっつ、いつつ、むーっつ・・・
よーし、七星だ

 

てんとう虫を手に取り、シャツを這わせていると、あの思い出が・・・

 

ドイツに出張中、ミュンヘンの街を歩いていると、オシャレなジュエリーショップを見つけた・・・・いろんな宝石が並んでいるショーケースの端に、ちっちゃなアクセサリーを見つけた・・・

 


  「おっ、可愛いてんとう虫だ」


そうだ、これをお土産に買って帰ろう・・・・・


成田空港に着き・・・・税関を抜けロビーへ出ると彼女が手を振って待っていた

 


 「おかえり・・・」


 彼女に手を引かれコーヒーショップへ、

 

ちょっとの間のティータイム。

 「わざわざこんな遠いとこまで・・・・」


  「いいの、少しでも早く逢いたかった」


 「ありがとう」


   「なんにもないんだけど・・・・」


スーツの内ポケットをさぐり、とりだした・・・・「これだけなんだ」


「なーんにもいらないのに、あなたが無事に帰ってくれたら・・・」


「ちょっと、開けていい?」


「うん」


 リボンを丁寧に取り外し、小さな小箱を開ける


「わぁー、かわいい」


「これ、7星てんとう虫ね、これ幸せを呼ぶ虫なのよ」


彼女は、薄緑のブラウスの胸を突き出して・・・・「つけてくれる?」


 僕はぎこちない、手つきで、彼女の胸にピンを刺す、

 

彼女の胸のやわらかさが指に伝わる付け終わろうとするとき


 彼女は僕の耳に唇を近づけ・・・・小さな声で 


「ありがとう・・・・あ・い・し・て・る」
   と言って、 耳に・・・・・かるーくKissしてくれた。

 


   あれから、もう・・・・○○年 昔の話さ・・・・☆

 

 

 

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