これはずいぶん昔の話
僕には、かわいい彼女がいた、彼女はある有名な化粧品会社の
当時はチャーム・ガールと呼ばれていた
僕がいっぱしの大人のつもりでいた、頭の中はガキの時代
あの良き時代の田舎町で愛し合って、そして別れた
別れた訳は覚えていない・・・・・きっとぼくのせい
5年ほどたって、東京へ出向を命じられ
電車の中で出会ったあの人
午後の空いた電車の中で
入り口近くの窓際に立っている僕に後ろから声をかけてきた
○○くん、じゃない?
そこには、すっかり都会になじんだ美しい女
一瞬、もしかしてと思いながら・・・・昔の思い出がよみがえってきた
九州から東京へ出て
この偶然は、どれほどの確率なの?
3駅ほど過ぎて、少しだけ思い出話をして彼女は渋谷の駅で降りていった
お互いに連絡先は聞かなかった
なんだったんだろう・・・・・このザワザワする気持ちは・・・・・☆
そしていま、またその山手線に乗り
その想いでをよみがえらせた
いまはもう、長い年月を経て・・・・・彼女はどうしてるんだろう
流れていく車窓の街並みが、うつろに霞んでいく




