この世に、特権階級というものが存在するのだと思い知らされたのは
私が26歳の頃だろうか。
ANAのCAとして5年目位の頃、テレ東に勤めていた男友達から紹介され、大阪STAYの時に「是非、一緒に遊んでみて。」
と言われて会った神戸の男の子達は、
正しく、特権階級のヒト達だった。
年が近い彼らは、とても紳士的で、親しみ易かった。
だから、後に、彼らの住まいを案内された時には、本当にビックリ仰天状態だった。
STAY先でみんなで一緒に飲み、意気投合してから、私は姉と何度か神戸に遊びに行った。
旅行中、彼らが、神戸の名所をあちこち案内してくれたものである。
「うちにも来る?」と言われ、「遊びに行ってもいいの?」って気軽に言っていたのだが
六麓荘に車がすべり込むと、辺りの景色は一変し、私は、本当にぶったまげてしまった。
田園調布や松濤が、超高級住宅街と言われ、ある程度のお家の外観など分かっていただけに
六麓 荘にそびえ立つ、由緒ありありの大きな大きな広過ぎる御屋敷のオンパレードを目の当たりにして、この地こそ、日本で名だたる同族系企業の面々が住まう土地なのだと認識した。
彼らは、「あそこが○○の家や。」とか、「あそこは、成金が買い占めた。」等と言っていて
「俺の家なんぞは、六麓荘ではクソみたいな家や~。」と言ってるのが遠くに聞こえた。