今日は定休日でした
テーブルや椅子、家具を動かして、久しぶりに大がかりな模様替えです。
一人でも何とかできましたが、重たい家具を動かしていると、
「やっぱり誰かがいてくれると助かるな。」
そんなことを思いました。
その瞬間、8年ほど前にご入会された42歳の女性会員様のことを思い出しました。![]()
彼女は都内で働く、とても聡明で美しい女性でした。
ご来店の日は、お母様とご一緒でした。
「先生、今日は思い切って娘を連れてきました。まったく
いつまで心配させるのかしら。」
そう話すお母様の隣で、娘さんは少し照れくさそうに、
「お母さんがあんまりうるさく言うから来てあげただけです。
」
そんな雰囲気でした。
私はお母様に「少しお買い物でもいかれてはいかがですか」とお声がけし、お母様がお出かけになったあと、娘さんと二人でゆっくりお話をしました。
彼女は言いました。
「仕事も充実していますし、経済的にも困っていません。」
「結婚って、大変じゃないですか。」
その言葉には、自立した女性としての誇りが感じられました。
だから私は、無理に結婚を勧めることはしませんでした。
「そうですよね。立派ですね。ご自分の力で頑張ってこられたんですね。」
そんな話をしながら、15分ほどが過ぎた頃でした。
彼女がふと、小さな声で本音を話してくれました。
「でも……母が心配する気持ちも分かるんです。」
そして少し笑いながら、こんなことを言ったのです。
「重いものを動かす時って、やっぱり誰かがいてくれると助かりますよね。電球を替えたり、家で何か困った時も、一人より二人のほうが安心ですし。」
その一言が、彼女の本当の気持ちでした。
「結婚したい。」
そう口にするのは照れくさい。
でも、「誰かがいてくれたら心強い。」
その想いは、心の奥にずっとあったのだと思います。
その後、お買い物から戻られたお母様に、
「私、婚活を始めてみる。」
と娘さんが伝えると、お母様は驚いて目を丸くされていました。
「えっ、
本当に? あなたが
」
その日から彼女は、とても前向きに活動を始められました。
そして素敵なご縁に恵まれ、ご結婚。
今では、かわいらしい女の子のお母さんです。
今日、家具を動かしながら改めて思いました。
婚活を始めるきっかけは、人それぞれです。
寂しいからではありません。
誰かと人生を支え合いたい。
何気ない日常を一緒に過ごしたい。
そんな小さな想いが、大きな幸せにつながることがあります。
あの日、彼女が話してくれた一言を、私は今でも忘れることができません。![]()
![]()
![]()