仕事を教える時、

慣れていない内容ほど

まずは『流れ』に沿って

順番に教えていこうと思うのですが、


ある人に教える時、彼女は

私の用意した資料をまともに見ず、

目の前の物に片っ端から

手を付けようとしてしまう。


例えば、

外見が同じ2つのケースに、

それぞれ内容が異なる媒体が入っている。

(ケースと媒体には、それぞれに

種類名と管理番号が記載されている)

その内容を確認して、

互いが入れ違わないようにして、

それぞれについて社内で使用する管理用の

添付書類を作成し、

顧客との間の、受入や返却の記録表につけ、

今回は重要媒体をいったん保管するので

そのための入出庫管理簿にも書く…


となった時に、

私が「今からこういった処理をやります」

と言い出したら

続きの言葉も聞き終わらないうちに

2つのケースを 同時に開き始めたので、


「入れ違ったりしたら大変なので、

 1つずつ処理しましょう」

と言って、2つめを閉じさせ、

1つめのケース、中身、書類の確認して、

終わってから2つめのケースの作業…と

軌道修正を入れて、


そうやって話してる最中にも、

目の前に「物」があるせいで

手順の2ステップほど先の段階の作業を

「これはどうするんですかー?」 

と聞いてくるから、

「それもやるので、

 まずこれを終わらせてください」

と、言わざるを得ない。


「マニュアルを開いてるようなので、

 それを見ながら進めてみたほうが

 良いですよ」とも言ってみたりしましたが、


(まずは聞こうか?)

(聞かないならせめてマニュアル読み込もう?)

(順番狂わせると、次回わからないよ?)

と思いました。


そんな流れを見ていたら


最近の彼女が、

何回かやってる作業でも

「わからない、わからない」とか、

端末操作中に不具合が起きると

「ちゃんとやってるのにおかしい」とか、

頻繁に言っているわけが

少し見えてきた気がしました。


不慣れな作業なのに順序立ててない、

マニュアルが手元にあっても読み込んでない、

まずは聞こう、という意識が低い。

…ということは、

他の作業中も、

その作業ごとに書類等の周囲に存在する

手順書や注意表をきちんと見ていないから

わからないのかも。


端末操作では、やり方を間違えているのに

そこにまず気が付かないから

結果が異なっていることに対してのみ

「おかしい」と言ってしまっているのでは。


ある社員さんは

「最近の彼女、混乱ぎみじゃない?」

と言ってまして、それはあるかもと思いつつ


「仕事量は少ないはずだけど、

 彼女にとっては忙しいのかな?」

と、不思議そうにしつつ気にしていたので、

(恐らく、私の仕事量の半分も無いことを

比較してます)


「着任当初は暇を持て余して

 仕事を探してたくらいですから

 少しずつでも仕事がくるようになった今は

 受け身になったことで、本人にとっては

 忙しくなってるかもしれないですね。」

なんてお応えしました。

着任3日目には慌ただしくなっていて、

約2週間後には

常に机に次の作業書類が積んであって、

時間配分考えて動かないと終わらない環境

だった私とは感覚が違うのかな…


得手不得手ってものがあるし、

強制も出来ないけれど


私の時には無かったマニュアルも、

私の方で日々作成していて、

彼女はそれを印刷しているみたいですし、


もうちょっとだけ…

不具合が起きた時の原因を探る努力と、

個別対応を理解すべくメモをとることなど、

自分の中で次回に繋げる努力をしてほしいかな…


今、とにかく時間がなくて、

あと1ヶ月ほどで指導する側の人間が

数人いなくなるので、


不慣れは承知のうえで、

食い気味に整えてほしいかも😥


かと言って、こういうのは

言っとけば良いってものでもないので

私の方も、さらなる対策を練らないと

と改めて考えたりしました。