「ミモザの花~子どもの不登校を考える会」
4月のお話会は、参加者2名、スタッフ2名の4人で
ゆったりたっぷりおしゃべりしました。
高校受験に向けて、学校選びを考える中、
学校の先生やスクールカウンセラーは
チャレンジスクールを勧めてくる……
というお話がありました。
チャレンジスクールは、もともと東京都が
不登校の子どものために作った高校です。
東京都にチャレンジスクールがあるのは素晴らしく、
学校の先生がチャレンジスクールを知ってくれているのも
ありがたいと思います。
10年ほど前、
うちの長男がチャレンジスクールを検討したとき
担任の先生はチャレンジスクールのことを知りませんでした。
その意味では、学校の先生にその存在が
知られてきているのは進歩だと思います。
ただ、チャレンジスクールは学校に通えることが前提です。
これは、都立定時制高校も同じです。
高校は義務教育ではないため、
通うことができなくなると、単位を取ることは難しく、
卒業が難しくなります。
卒業できる生徒は、全体の6割という
チャレンジスクールもあるそうです。
明らかに週5日通うのが難しい場合は、
都立通信制や私立通信制の週1~3日コース、
または、完全webコースなどを検討した方が
よいこともあります。
また、学校によってカラーがだいぶ異なり
単に「家の近所」にあるチャレンジスクール、
というだけでは、子どもに合わないケースもあります。
学校ではなかなかそこまでの情報が得られないのが現実です。
不登校=チャレンジスクール
というところで、情報が止まってしまっているのです。
その意味でも、生の情報が集まっている
不登校の親の会を利用してもらえるとよいな、と思うのです。
もちろん本当は、そういった情報は
学校から得られるのが理想だと思いますが、
学校は「学校に来ている生徒」のことで手一杯なのが
現実です。
「学校から勧められたから」とうのみにせず、
親の会を利用したり、実際に高校に足を運んだりして
子どもに合った学校を探すことが大切だと思います。