「夏休み明けから登校できるようにしたい!」「不登校を解決したい!」そう思うなら7月の対応に力を入 | 不登校解決相談所のブログ

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不登校の心が落ち着く7月~8月は不登校解決のチャンス!



1.5年間の不登校から復帰した中学生
2.「家庭訪問はしなくていいです。」不登校の母より
3.不登校の子どもの状態が改善すると親の心も安定する
4.季節ごとの不登校生徒のイライラの度合い
5.季節ごとの不登校保護者の心の状態
6.学校の対応や登校刺激も少しずつ減っていく
7.2学期から学校に戻れるようになるといいけど・・・・
8.2学期から学校に戻れるようにするにはどうする?



1.5年間の不登校から復帰した中学生

教員時代、小学校や他クラスで不登校になってしまった生徒を担任することが多くありました。

ある学校では小学校4年~中学校2年の約5年間、不登校(ひきこもり)状態のお子さのを担任をさせていただきました。

当時の私は30代前半でしたのでお母さんからみれば、少し頼りなかったかもしれません。

ただ、技術や経験の少なかった私は、その子のために努力は続けようと決めました。

そこで、毎週1~2回の家庭訪問は必ず続けることにしました。

(結果、このお子さんが登校できるようになるまで9ヶ月もかかってしまいましたが、夏休みも含め週に1~2回の家庭訪問は続けることができました。)


2.「家庭訪問はしなくていいです。」不登校の母より

このお子さんは部屋にひきこもっている状態でしたので、お母さんでも週に2~3回程度しか、顔を見ることができない状態でした。

もちろん、担任になったばかりの私とも会うわけがありません。

お子さんだけでなく、お母さんも私に心を開いていないようでした。

後で聞いたのですが、5年間の間にカウンセラーさんや教育委員会、相談員さんなどにもたくさん相談をしたそうです。

ただ、お子さんの状態は一向に良くならず、お母さんはお子さんの登校や外出を諦めてしまったそうです。

最初のうちは、お母さんにこう言われることが多くありました。

「先生。毎週、家庭訪問しなくていいですよ。」
「どうせ、うちの子は先生に会わないですから。」


3.不登校の子どもの状態が改善すると親の心も安定する

私は週に1回~2回の家庭訪問の他にも様々なアプローチを行っていきました。

6月に入ると、その子は私に興味を持ち始めます。

夏休みの終わりには手紙でコミュニケーションを取れるようになり、冬休み前には会うことができました。

お子さんの状態が良くなり、前向きな行動が増えると同時に、お母さんの表情もどんどん明るくなっていきました。

子どもの不登校が改善に向かい始めたことで、お母さんの心も安定して、前向きになってきたのでしょう。

すると、お母さんはお子さんの不登校(ひきこもり)状態が続いていた5年間の様子やお母さんの気持ちを私に話してくれるようになりました。


4.季節ごとの不登校生徒のイライラの度合い

お母さんが5年間の体験で感じたことのポイントが下記のものです。

・春休みの終わる4月の前半が一番イライラしている。
→登校できない自分にイライラ。

・5月~6月にかけて、イライラが少なくなり安定してくる。
→全国的に不登校の子が増えるので安心。

・7月~8月は最も安定している。ケンカもほとんどなくなる。
→誰しもが学校に行かなくていい時期なので、どうどうと生活できる!

・夏休みの終わる8月後半から9月にかけて、またイライラが始まる。
→夏休みが終わってしまうイライラと学校が始まるイライラ、登校できない自分へのイライラ。

・10月~12月は、徐々にイライラが少なくなる。
→不登校状態になれてくる。
→親も登校しろと言わなくなる。
→冬休み中は、どうどうと生活できる!

・冬休みの終わる1月前半から、またイライラが始まる。
→学校が始まる事へのイライラと登校できない自分へのイライラ。

・2月~3月にかけて、落ち着いてくる。
→不登校状態になれてくる。
→親も登校しろと言わなくなる。

・また、春休みの終わる4月の前半にイライラが襲ってくる。


5.季節ごとの不登校保護者の心の状態

お母さんは、その時の心理状態をこう教えて下さいました。

1学期
・春休みの後半は、子どもの機嫌が悪いので関わりたくないと思ってしまう。
・ただ、「今年は子どもが登校できるかもしれない!」と期待をしている自分もいる。
・新しい担任の先生がいろいろと対応をしてくれるので、「今年こそは登校できるのでは?」と思ってしまう。
・7月に入っても、結局、登校することができず、「また、今年もダメか。」と落胆してしまう。
・期待をするから、落胆も大きくなってしまうため、「もう、期待しないようにしよう。」と思う。

2学期
・夏休みに入るのと、子どもの心が安定するため、親子ケンカも減る。
・夏休みの状況を見ていると、「休み明けに登校できるのでは?」とまた期待してしまう。
・結局、2学期になっても登校できない。
・8月の後半から9月にかけて子どもはイライラが続くため、関わらないように言葉を選ぶ。
・10月~12月は子どもが安定してくるので、親子ケンカもなくなる。

3学期
・冬休みは「期待しない」と決めているので、3学期に登校できなくてもそこまで落胆しない。
・「今年度はあきらめよう!」「新学年からがんばってくれれば。」と思い登校刺激はしない。
・不登校状態に親も慣れてしまうとともに、「期待をしない」ことが自然とできるようになってしまう。


6.学校の対応や登校刺激も少しずつ減っていく

学校の対応も6月~7月にかけて変化していきます。

最初は定期的に家庭訪問や電話をくださっていた先生方も「会うことができない」「話すことができない」となると、このような考えになっていきます。

「家庭訪問や電話がプレッシャーになっているのだろうか?」
「何もしない方がいいのではないだろうか?」

お母さん方も家庭訪問や電話を下さる先生方に対してこのような気持ちを持ちます。

「会わせられなくて申し訳ない。」
「来てもらっているのに・・・・。」

その結果、先生や親の登校刺激が減ってしまい、子どもの気持ちも学校から離れていってしまいます。

こうなってしまうと不登校を解決するチャンスがあったときに、有効な支援や刺激を行えなくなってしまうのです。


7.2学期から学校に戻れるようになるといいけど・・・・

この時期、不登校の子どもをもつお母さん方から、このような相談を多くいただきます。

「4月から登校すると言ったけど、結局、登校できていません!」
「5、6月も登校できませんでした。」
「夏休み明けから登校できると良いのですが・・・。」
「子どもは2学期から登校すると言っていますが・・・。」

しかし、何もせずに待っていても不登校は解決しません。

小学校の低学年ならまだしも、高学年や中学生、高校生の不登校は簡単にはいきません。


8.2学期から学校に戻れるようにするにはどうする?

「夏休み明けから登校できるようにする。」

この目標を達成させるために、必要な支援や対応は何でしょうか?

ポイントとなるのが「7月の支援(対応)」です。

7月に正しい対応を行えば、2学期からの登校の可能性は格段に高くなります。

不登校の子どもの心も落ち着いていること、もうすぐ夏休みに入ることが、新しい支援や対応を行いやすくもしてくれます。

「夏休み明けから登校できるようにしたい!」

お母さん方がこのように考えるのであれば、少しでも早くお子さんに合った対応や支援、登校刺激を与えていただければと思います。
 

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