【ひきこもり】「山村留学で不登校を解決したかったのに…」 | 「ひきこもり不登校の克服」ブログ

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青田です、

以下の質問が届きました。

******************質問********************

中学受験に失敗し、勉強にやる気をなくしました。

そこで山村留学を去年の9月から今年の3月まで行かせました。
その際、里親から自尊心を傷つけられ、いじめにあいました。

「僕は勉強もスポーツも友達もすべて失った。」
「お母さんが悪い。」

今年の4月に元の中学に戻りましたが、行ったり
行かなかったりの登校になりました。

学校に行った次の日は起きれません。

一日中タブレットを見ては、外で昼と夜バスケットを
しています。 塾もやめました。

「将来の夢は国語の教師になって、不登校の経験を
子供たちに生かしたい」と言います。

前のように明るく学校に通えるようになりますか。

******************終わり*******************

……

回答:

山村留学して、失敗してしまった子です。


現在は、五月雨登校のような状態ですね。
それでも学校へ通えるようになっているから
お母さんのお陰だと思います。

お母さん、よくがんばっていますよ。

これからが大切ですからね。

どうして上手くいかないのか話しますね。
それは、不登校の原因を正確に理解して
いないからです。

なので、今もどうしたらいいのか分からない。

でも、安心して下さい。今回教えます。

最初に、なぜ不登校になって、なぜいろいろ
やってもうまくいかなかったのか話します。

不登校になる理由の多くは、人間関係や
勉強の遅れだと言われています。あなたも
聞いた事があると思います。


しかし、どれだけ人間関係が悪くても、勉強が
できなくても学校へ通う子はいます。

だから、これらは直接の原因ではないです。

もっと他に原因があって、その影響を受けて
人間関係が悪くなり、勉強が遅れてしまいます。
そして、不登校になっていきます。

では、何が直接の原因なのか?

それが思春期の時に起きる感性の変化です。
目に見えない変化なので、誰も気づきません。
子供本人も分かっていません。

「なんだか、合わなくなってきた。」


と、不登校の子たちは口を揃えて言います。

つまり、子供は変化した。だから、学校や周りの
環境との違いが大きくなってきたわけですね。

例えば、思春期になると私たちは体が大きく
なりますよね。1年で身長が10センチ以上も
伸びる事があります。すると、服が合わなく
なってしまいます。


これと同じ事が「感性」にも起きています。

身体が大きくなれば、私たちは服を新しく
変えますよね。

でも、感性が変化したけど、周りの環境が
変わる事はありません。その矛盾が子供に
起きました。当然、180センチの人がSサイズの
シャツを着ていれば窮屈。ストレスになります。

不登校の子もストレスが溜まります。

限界が来れば、服は破けます。子供は不登校に
なるわけです。

「そんなの、目に見えないのだから気づかない。」

と、思われるのは当然です。信じられないのも
当然です。

私も不登校教育をやって20年以上ですが、
最初は信じられませんでした。ただ、根性が
ないだけだと思っていました。

どれだけ根性があっても180センチの人が
Sサイズを着続けることはできませんよね。

根性の問題ではありませんね。

何となく、不登校のん原因について理解できた
と思います。

そう考えた時に、山村留学した事と感性問題は
全く関係がありませんよね。留学先が悪かった
事は別にして、不登校解決とは関係ないです。


もちろん、家にずっといるよりも違う体験をさせたい
と思う、親の気持ちはすごくよくわかります。

原因を見つめないと、違う事をしてしまいます。

で、今、学校へ通えています。

しかし、これはストレスを感じながらです。子供も
がんばっていますね。ここで、不登校教育を
してあげればいいんです。

では、どうすればいいのでしょうか?

まずは、褒めることです。褒めると言っても、
「すごいね~」という褒め方ではないです。
レッテルをつけて褒めることです。

「お前は優しくて、国語が得意だから、良い先生
になれるよ。社会に出たら成功するよ。」

・・・


これが親の褒め方なんです。

今が駄目だろうと関係ない。将来に光を
見せて、希望を持たせる褒め方があります。
それがこんな言い方ですね。

何も特技がなくてもいいんですよ。

「お前は、社会向きだから、社会に出たら
成功するよ。安心しな。」って言ってあげれば
いいんです。


こんなの咄嗟(とっさ)にでてきません。
事前に考えてから言うんですよ。

これが最初です。

次に、ここから不登校教育に入ります。

不登校の原因は、子供の感性が成長して
周りと合わなくなったことです。そして、それに
誰も気づいていないことです。

なので、子供の感性が何なのかを探す
活動をしないといけません。


例えば、芸術の感性があるとしたら、絵画
なのか、演劇なのか、文章なのか、それらを
探す活動のことです。

今の学校生活の中で見つかっていないから
不登校になっているんですよね。

だから、全く新しい活動をしないといけません。

「何をやればいいの?」


と、思われるでしょう。これは、学校によって
方針や活動範囲が違います。また、不登校の
子がどんな感性があるのかわかりません。

ということは、つまり、何でもいいからやってみる
ことなんですね。

私のような専門家になれば、子供の顔を見れば
ある程度の感性の種類はわかります。しかし、
その能力は20年の中で鍛えたものです。

なので、現実的には何でもいいから新しい事を
やるのが正解です。行動した人が勝ちます。

出来れば、表現させる活動がいいです。

自分の感性を出せない事がストレスになって
いるのですから、それを表現する機会を作るのが
とても大切です。

文章とか、演劇とか、何かの発表とかです。

何でもいいので、自己表現が大切です。

ただ漠然と学校へ通わせ続けて、以前と同じ
ようなことを繰り返さないで下さい。変えなければ
子供は再び不登校になります。

そうなる前に、今すぐ子供を褒めて、不登校教育を
実践して下さいね。

では、また。

青田

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