不登校はサナギの時期、親はあたたかく見守って羽化するのを待つべし!
こんにちは、和久 易子です。
今日も引き続き、『15の手紙~不登校児が世界をかえる!?~』のお話をさせていただきます。
主催者の辰海由季さんは、「不登校はサナギの時期」とおっしゃていました。
サナギとは、ほとんど動かず、外敵に対する防衛能力は極めて低い最も弱い繊細な時期であり、体の中をどろどろに溶かして組織を変換し、全く別の姿へ完全変態するとても大切な時期です。
不登校は思春期に多く、まさに心身ともに子どもから大人に変化する時期、『本当になりたい自分』になって羽ばたくための大切な期間なのです。
『自律』をしようとしている子どもに、必要とされてもいないのに大人が介入することは、ただただ足を引っ張って状況を悪化するだけ!
大人の都合や価値観で無理やり学校に行くことを強要せず、自ら殻を破って飛び立つのをあたたかく見守ることが、一番の解決策。
さて、今回スピーカーとなって本音を語ってくれた中学生のお二人は、とても勇気があり、大人でもなかなかできないことをやってのけたこと、本当に素晴らしくすごいことです!!!
それが出来たのは、まさにご家族が本人達の考えを尊重し、あたたかく見守ることでしっかりとサポートされているから。
そして何よりも「不登校の人の気持ちをわかってほしい、伝えたい!」彼らのそんな強い気持ちがあったからなのです。
本当に素晴らしい方々です!!!
日本は「右向け右!」の国。
人と違うことをしたり、本音を言うことを良しとされず、個性を生かせないところがあります。
自分をしっかりと持った子は日本では住みづらく、海外に行くと生まれ変わったように生き生きと活躍するとよく言われます。
だからと言って、むやみに海外へ行くことを勧めているのではありません。
日本に居ながらできることがたくさんあります。
●「オーストラリアに行きたい」「広い世界が見れたら」「普通の人に憧れる」と話してくれた彼女へ
好きなことややりたいことがはっきりしているのに、しきりに「自信がない」と言っていたことが、とてももったいないと思いました。
彼女は少し周りの子よりもいろんなことがわかりすぎる賢い子のように見受けられました。
それゆえに、人に合わせるのがしんどいのでしょう。
自分でも「いい子いい子してきた」と自分自身を俯瞰することもできている彼女。
ゲームをしているのが楽しくて好きなことができているから不満がないとのことでしたが、大好きと言っていたインコやオウムのことを博士になるくらい徹底的に調べてみるなんてどうでしょう?
行ってみたいオーストラリアへどうすれば行けるようになるのか調べてみるのもいいかもしれません。
中学生でも留学することもできますし、今はご家族のそばで英語を学び大人になってからオーストラリアに移住して、鳥の生態を研究する人になることもできます。
もっともっといろんなことに興味をもって、その中から自分が本当に楽しくて仕方がないことを見つけてもらえるといいですね。
今望む広い世界とは全く違う道に進んだとしても、きっと一生懸命夢中になって学んだことはけっして無駄にはなりません。
必ず違う何らかの形で役に立つことがあるものです。
自信をなくしているのは、お母さんがとても素晴らしい活動をされてる素敵な女性とのことなので、無意識にキラキラされてるお母さんと自分を比べちゃってるのかもしれません。
違っていたらごめんなさいね。
だけど、人と比べる必要なんてまったくありません。
あなたはあなた。
そんな素敵なお母さんを選んで生まれてきたのはあなた自身。
そのことを誇りに思うことが自信に繋がりますよ!
そんなあなたがいるからこそ、お母さんもイキイキと輝いて幸せでいられるのですから^^
あなたなら大丈夫!!!
●そして、操り人形のように頭ごなしに型にはめようとする先生の対応に、「生徒のことを知って欲しい、もっと関わって欲しい」と話してくれた彼へ
長いものに巻かられることなく、自分の考えを貫き通すことができる、内に秘めたものを持っている彼。
「本当に心の底からやりたいこと」がみつかった時には、すごいエネルギーでもって成し遂げる力を持っていると見受けられました。
あなたが望むような『生徒を理解できる教師』になることもできます。
また今回のように「不登校児の思い」をもっともっと世に広めて『不登校児を救う活動をする人』にもなれます。
自分が強く望みさへすれば、どんな自分にもなることができるのです。
とても理解ある素晴らしいご両親に見守られているので、ゴール「望む自分」が明確になりさへすれば必ずなれます!
その力を十分に持ち合わせていることを信じてください。
君なら大丈夫!!!
会場には、彼ら不登校児にさらなる勇気と希望を与えるために、とても素晴らしい活動をされている安楽岡ご夫妻が、はるばる群馬県から来られていました。
旦那様の一平さんは、中学3年から不登校・ひきこもりになられたそうですが、自衛隊募集のチラシをきっかけに6年間のひきこもり生活から抜け出されたという経歴の方。
不登校になった当初は、ご両親も学校に行け行けと強要されてたそうですが、4年5年たつにつれ、いい意味で待ってくれるように変わっていかれたそうです。
「あなたがこうやりたい時に選べることがあるよ」と押し付けることなくフリースクールを勧められたりと、黙って待ってくれるようになってくれたことが嬉しかったとおっしゃっていました。
やはり、ご両親の対応が鍵となるのですね。
とっても素敵な安楽岡ご夫妻についてはまた改めて書かせていただきますね。
とてつもなく長い記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
子どもへ対応の仕方、望む自分になる方法を詳しくお知りになりたい方へ、教育のプロである高嶋コーチから学べる機会を設けましたので、ぜひこちらをご覧ください。