不登校から、復帰したのに、また逆戻りしました。どうしたらいいの? | 不登校問題専門カウンセリング!もう、学校はいらない

不登校問題専門カウンセリング!もう、学校はいらない

私は、学校図書室で、7年間別室登校のお子さんを、のべ1000人カウンセリングしてきました。

不登校は、学校に戻ることが全てではありません。

お子さまの笑顔で、あなたも笑えるようになりますよ!!

● 不登校から、復帰したのに、また逆戻りしました。どうしたらいいの?


こんにちは、小松です。


せっかく学校にいけるようになったのに、ささいなことで逆戻りしました。


こんな話は、よく聞きます。


なぜならば、お子さんが学校に復帰すると、途端に親御さんの欲が出るからです。


とくに、学力の遅れについて、焦ります。


今までは、言いたいことを飲み込んで来たけれど、焦りが着々と親御さんに積もっていきます。


なので、行き始めたお子さんに、発破をかけて、失敗するパターンが多いです。


というのも、不登校の間の親御さんの対応は、お子さんにとって、正解だったのです。


だから、お子さんの心は回復して、学校に復帰することができました。


お子さんは、やっと、親御さんの期待から開放された状態なのです。


それでも、重たい荷物を背負っていたので、肩はまだ痛みます。


足もダルいです。


でも、心はようやく軽くなったところなのです。


誰かの期待に応えるのではなく、自分の人生を歩み始めたところで、新しい荷物を背負わされるのです。


溜まったものではありません。


では、どうするのか?


お子さんが登校してた頃の、親御さんの行動は、お子さんにとって苦しいものだったと自覚します。


つまり、不登校のお子さんに対して、親御さんがグッと堪えている状態でないと、お子さんはツラいのです。


親御さんの気の済むようにしていたら、お子さんは、何度でも潰れます。


それは、大きなロスです。


大人は、一度通ってきているので、子どもに転ばないように正解を教えます。


でも、大人はたくさん転んで来たはずです。


それで、体で覚えて、どうするかを決めて来ませんでしたか?


お子さんの人生は、お子さんのものです。


親御さんにとって、それ知ってる!でも、お子さんにとっては、初めてなのです。


そして、親御さんとは、違った答えを出すかもしれません。


なので、求められたら、一緒に向き合うくらいの距離感でいてください。


正解を教えても、お子さんは喜びません。


むしろ、違う答えを持っていたのに、試して失敗する経験をさせてもらえなくて、苦しみます。


自分の選択で失敗したら、お子さんは自分の行動を改めます。


でも、親御さんの選択で失敗したら、お子さんは親御さんのせいにします。


双方にとって、不幸です。


長期で見たときに、親御さんが我を張るのを辞めると、お子さんが伸び伸び育ちます。


足し算ではなく、引き算に方向転換できたご家庭は、うまく行っています。


本日も、ありがとうございました!