● 不登校から、復帰したのに、また逆戻りしました。どうしたらいいの?
こんにちは、小松です。
せっかく学校にいけるようになったのに、ささいなことで逆戻りしました。
こんな話は、よく聞きます。
なぜならば、お子さんが学校に復帰すると、途端に親御さんの欲が出るからです。
とくに、学力の遅れについて、焦ります。
今までは、言いたいことを飲み込んで来たけれど、焦りが着々と親御さんに積もっていきます。
なので、行き始めたお子さんに、発破をかけて、失敗するパターンが多いです。
というのも、不登校の間の親御さんの対応は、お子さんにとって、正解だったのです。
だから、お子さんの心は回復して、学校に復帰することができました。
お子さんは、やっと、親御さんの期待から開放された状態なのです。
それでも、重たい荷物を背負っていたので、肩はまだ痛みます。
足もダルいです。
でも、心はようやく軽くなったところなのです。
誰かの期待に応えるのではなく、自分の人生を歩み始めたところで、新しい荷物を背負わされるのです。
溜まったものではありません。
では、どうするのか?
お子さんが登校してた頃の、親御さんの行動は、お子さんにとって苦しいものだったと自覚します。
つまり、不登校のお子さんに対して、親御さんがグッと堪えている状態でないと、お子さんはツラいのです。
親御さんの気の済むようにしていたら、お子さんは、何度でも潰れます。
それは、大きなロスです。
大人は、一度通ってきているので、子どもに転ばないように正解を教えます。
でも、大人はたくさん転んで来たはずです。
それで、体で覚えて、どうするかを決めて来ませんでしたか?
お子さんの人生は、お子さんのものです。
親御さんにとって、それ知ってる!でも、お子さんにとっては、初めてなのです。
そして、親御さんとは、違った答えを出すかもしれません。
なので、求められたら、一緒に向き合うくらいの距離感でいてください。
正解を教えても、お子さんは喜びません。
むしろ、違う答えを持っていたのに、試して失敗する経験をさせてもらえなくて、苦しみます。
自分の選択で失敗したら、お子さんは自分の行動を改めます。
でも、親御さんの選択で失敗したら、お子さんは親御さんのせいにします。
双方にとって、不幸です。
長期で見たときに、親御さんが我を張るのを辞めると、お子さんが伸び伸び育ちます。
足し算ではなく、引き算に方向転換できたご家庭は、うまく行っています。
本日も、ありがとうございました!