● 子どもが嫌な作業は、楽しいに変えていく

 

こんにちは、小松です。

 

あなたは、お子さんが片付けを嫌がるときは、どうしていますか?

 

お子さんが、嫌がるときは

 

・一緒にやってほしい

・まだ遊びたい

・眠たい

 

のどれかです。

 

「片づけなさい」の一言で、お子さんが動かないときは、一緒にやってあげてください。

 

一緒にといっても、手伝い過ぎてはいけません。

 

あくまでも、主体はお子さんです。

 

「○○しなさい!」

 

は、一人で突き放されたようで、悲しくなります。

 

Rくんの事例------------------------------------------

 

Rくんは、5歳の男の子です。

 

私が、森の幼稚園でスタッフをしていたときのことです。

 

帰りの時間が近づくと、遊んでいたおもちゃを片づけたり、自分の荷物をリュックに詰めたりします。

 

Rくんは、荷物をリュックに詰める作業が嫌いです。

 

できる子は、なんなくこなせます。

 

でも、甘え足りない子は、「できるけどやりたくない」という気持ちになります。

 

そもそも、5歳だと、甘えたい盛りです。

 

個体差があるので、比較的女の子の方が、作業的自立は早く訪れます。

 

Rくんは、支度が遅くて、叱られます。

 

でも、やりたくありません。

 

そこで、私がしたのは、パクパク作戦です。

 

リュックのチャックを開けた状態にすると、上下に分かれます。

 

上と下をもって、何かの口のようにパクパクと動かします。

 

それも、「お腹がすいたよ~」といいながら、Rくんに近づきました。

 

すると、ちょっと笑って、ご飯をあげる要領で、リュックの中にどんどん荷物を詰めていきます。

 

周りで、いやいやリュックに詰めていた子も、「私もパクパクして!」と集まってきます。

 

1年間続けましたが、誰も「もういい」とはいいませんでした。

 

子どものいやいやのサインは、「かまってほしい」が強くあります。

 

そのうちに、「もういい!」というタイミングが来ます。

 

そうしたら、そっと手を引っ込めればいいのです。

 

うまくいくと、小さい子に「パクパク」をしてくれるようになります。

 

見守りは、「見る」が先です。

 

困っていることを見つけてあげて、できるまで付き合うことも大事です。

 

そうすれば、子どもは問題解決能力が身に付きます。

 

困った→助けを求める→やり方を覚える→誰かが困っているときに使う

 

というプロセスが身に付きます。

 

楽しければしますので、お子さんの好きと組み合わせると、うまく行きます。

 

以上です。

 

本日もありがとうございました。