ダイオウグソクムシ | FUTOSHI NEWS(大阪市会議員 岡崎太)

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岡崎ふとしオフィシャルブログ
大阪維新の会(東成区選出)

こんな時に書くべきブログでは無いかもしれません。
5年以上絶食していた鳥羽水族館のダイオウグソクムシが死んだとの報道を見ました。
いつ「ダイオウグソクムシ食事をする!」という報道があるか楽しみにしていたので残念です。
平成21年1月が最後の食事。
平成21年といえば、私が政治家になっていないのはもちろん、東日本大震災も発生していません。
政界ではその年の8月に総選挙が行なわれ、民主党が圧勝。鳩山由紀夫首相が誕生しました。
そこなら首相は菅→野田→安倍(敬称略)と繋がり現在に至ります。
ダイオウグソクムシNo1が絶食している間に日本では5人もの総理大臣が誕生しました。
この一徹な感じも素晴らしいのですが、この間で総理が4回も変わるのはいかにも多いと思います。
フラフラとしていた政治の影響か、近隣諸国との領土問題は片づくどころかますます混迷となっていますし、景気低迷も長期化しデフレ脱却に大変な苦労をしています。
今回の安倍政権は安定しているので発足後1年強ですがこれからにも期待をしたいです。

そんなことから右肩上がりの経済を期待できず、税増収が見込めない昨今。スローガンやイデオロギーだけをぶつけ合う議論だけをし続ける政治は限界に来ているのではと実感しています。
国民に対し耳ざわりの良い言葉だけが行き交うだけではなく、やるべきことのプライオリティをしっかりと決めて、実行して行く政治をしなければ膨らんでいく借金は減ることは無いでしょう。
いたずらに時間を費やすのではなく、スケジュールに沿った運営をするべきだと思います。
5人に1人が65歳以上という超高齢化社会はもうやって来ています。
税収の大幅な伸びが見込めない中で、福祉の安定は喫緊の課題ですし、少子化対策も実効性のあるものを早急に手当てする必要があります。
そんな時に議論だけに時間が費やされ、言葉だけが踊り、実行が遅くなるようなことがあれば社会的な損失は計り知れないものがあります。
もちろん議論は必要です。スピードが手間を省いた結果ではいけません。しかし議論が煮詰まった時は結論にするべきです。
何を実行させるかを判断する。政治家の重要な役割です。

書いてるうちにダイオウグソクムシからだいぶ離れてしまいました。
人間は5年も食事を我慢できません。
生命とは本当に神秘的です。