ご機嫌いかがですか?(≧∇≦)?
去る11月12日(日)
愛知県知立市のパティオ池鯉鮒
かきつばたホールにて開催の
講演会・朗読劇が好評のもと
無事に幕を下ろしました

足をお運び下さいました皆様、
応援してくださった皆様、
本当にありがとうございました!!!
お問合せがあった朗読劇については
俳優についても含め
下部にて語りましたが
端的にいうと、
素人でも、何歳でも
事務所に所属していようがいまいが
そんなことはとてもどうでもよくて
才能もしくは可能性やら
ヤル気があるなら
チャンスは与えられるべきで
バカにしたり
ましてや妨害や足を引っ張るのは良くない
中野菜保子はずっとそう思っている
というコトで今回も相変わらずの
チャレンジなイベントでした。
※イベント正確には
第24回しみん芸術祭 文化講演会
第1部 講演会『喜劇の途中』
〜知立の祖母(おばあちゃん)と芝居の話、公演を添えて〜
講師:中野菜保子(なおこ)
第2部 朗読劇『セロ弾きのゴーシュ』
原作:宮沢賢治 構成/演出:中野菜保子
出演:ゴーシュ/齋藤優樹
語り/小笠原寧秀(やすひで)
他の全キャラクター/中野菜保子
主催:知立市文化協会
祖母のお話をワタシが何者でもなかった頃から
ちょっと何かになったところまでと重ねて
アレコレ話した会でした。
たくさんお越しいただいた中で
親戚もめっちゃ来て
いつもと違う緊張感が(笑)
祖母の弟さんにも大変たいへんお世話になって
いろんなヒトを紹介して貰いました。
そこを継いでいる親戚はもちろん
イトコとか、とにかく久しぶりで
個人的にはそこも嬉しかったイベントです。
て、そこはまたアレとして(アレッてなんや)
書くことはたくさんあります
母方の祖母が教えてくれた沢山の事のなかから
3つだけコトバを紹介しました

祖母の故郷の知立でお話しできたことが
とにかく嬉しかったし
沢山の方々に共感していただけて
幸せでした
後日、いとこや叔母などとも話して
昔話に花が咲きました
子供だったし今思えば危ない冒険や
遊びもしたし、とても子供らしい
いい少女時代でした
劇団を旗揚げした時から
親戚たちの方が応援してくれていたので(笑)
今回、こういう形で感謝が伝えられたことも
嬉しいです
朗読劇については
成長を皆さんに観てもらうというコンセプトで
音響と照明、舞台装置、映像などの効果を
全く入れずに、
俳優陣の演技力のみで
魅せる方法を取りました。
効果の技術が上がると
生身の人間の演技力は下がるっていう
皮肉が起きる
ちゃんと磨いた役者だけが
素舞台でも耐えうる。
ワタシ達は
そういうちゃんとした役者で
ありたいわけです。
だからと言って
日本のテレビのキャスティング基準は
そこじゃないのですけれど。
その基準が今と今後の
テレビの状態をつくっていくので、
、、、ねー
芸人さんがキャスティングされる理由も
わかるなあ。
て、これは置いといて、
弟子で俳優の齋藤優樹に
ゴーシュ役を
また俳優の小笠原寧秀(やすひで)くんに
語りをお願いして支えて貰いました

本当は、弟子の斉藤偉(いさむ)に
楽長役をと思っていたけれど
スケジュールが合わずザンネン
ワタシは結果、
5つのキャラクターを演じることにw
演じ分けを楽しんで頂けていたら
幸いです♪
※差し入れありがとうございました!!
※手作りの食べ物はお受取りできません
俳優について
新人の出演発表については
いろんなヒトがいて
いろんなコトがあるため
今回は様々な考慮のもと当日発表に。
優樹くんは、ウチに来て流石12年
信頼できる俳優へと成長を見せており
独創的で感覚としてリアルな演技と
作品世界にマッチした温かさのある声で
全体を引っ張ってくれました。
試し撃ちの中にも
面白い表現が沢山あったので
何バージョンもできそうです。
ゴーシュは意外とわかりづらいヒトで
宮沢賢治の想像している
人物像というのがあって、そこから
ズレると破綻するので
優樹くんは繊細に演じてくれたと
感じています。
寧秀くんは、なんと初舞台
しかしそれを見破ったヒトはいないでしょう
あとから
「ちょっとそうかな〜と思ったんだよねー」は
いくらでも言えるけど、確信が持てなかったなら
寧秀くんの勝利ですね。
俳優仲間達にも黙っていたので
ひっくり返ってました(笑)ほんとに?!って
実は皆さんの想像以上の量、
ところどころ間違えてるんですが
そのリカバリーの凄さ。
すごい面白いんですよ。
意味は合ってるし
ちゃんと着地するし(笑)
ワタシ本番中に笑いそうになって
その凄さに。
3人とも読んでるし読んでない、演技ですから
少しというか大体覚えてるので
ただ慣れないと、目を離した時にうっかり
「今どこだっけ??」って
ストレートプレイよりもなっちゃうのが
朗読劇で
寧秀くんはそこを、1000人規模の会場で
初舞台にも関わらず
まーーったく自信のなさを窺わせる事なく
見失っても素知らぬ顔でやりきる
ハートの強さ。
やりきり方がまたちょっと面白くて
これは説明がムツカシイです
でも本人はきっと
緊張していたと思います。
バスケと書道で培った根性かな。
21歳で、これからが楽しみです。
ワタシみたいな演出家は
日本だと恐らくあんまり居ないので
別のお仕事の時に面倒だと感じることも
あるだろうけれど、
最初が肝心ですから
大事な芯の部分が少しでも
伝えられていたら嬉しいです。
とてもあたたかくて深いいい声ですから
よくわかってないヒトや
わかってるつもりのヒト
業界にいるから錯覚してるヒトやらに
変なアドバイスを受けるのではなく
本物の人たちに
ちゃんと伸ばしていってほしいものです。
って、目指すみんなに言える事ではあるか。
取材に来てくださった
ケーブルテレビのキャッチさんにも感謝。
アプリでの見逃し配信は
本番終了後にアップされてましたが
テレビでの生放送とても有り難くて
沢山観てくれてました。
開催にあたり
知立市文化協会の皆様の
細やかなお心遣いと
かきつばたホールの
スタッフさん達の対応力に
とてもとても感謝しております


幸せな時間でした。
人生の中で、
祖母のお話をこのタイミングでできて
本当に良かった。
劇場に足をお運びくださった皆様
改めてありがとうございます。
また、お芝居をご覧頂けるように
精進してまいります。
今後ともご贔屓に
よろしくお願い申し上げます。
中野菜保子(なおこ)