最後に残るのはそのココロ | 中野菜保子(Nao)オフィシャルブログ 布団草紙
親睦会のお話を書こうと思っていたのですが、
お風呂からあがったらすごく嬉しいメールが届いていて
感涙したのでここに書きますお願い

今度こそ長くてメンドクサイと思われるかもしれません。その時は読み飛ばして下さいね。

とても年上のかたから
「私に尊敬の念を抱かせてくれる中野菜保子さんにありがとうです」
というメッセージを頂きました。

このかたは、以前プロダクションで私が講師をしていた時(何カ所かで演技やパフォーマンスを指導しておりました)の生徒さんです。

10年近く前に出会ったかと思います。

大変ポテンシャルの高いお方ですが、二重にも三重にも苦労をしておられて、その中でもなんとか芸能活動をしておられます。

私のことも大変応援してくださっております。

一所懸命なかたなので、なんとかココロが折れないようにと気になっていましたので、

私は講師を辞めてからもずっとメールし続けていました。それに対していつもキチンとご返信くださってました。

上記はそのことについて言ってくださったコトバです。

ご自分が大変なおりに、それでも尊敬のキモチをもたれ、ありがとうが言えるなんて、状況を考えたら涙が出てきました。

ココロにはやっぱりココロだと思うのです。

お互いに別に、繋がっているからといって何があるわけではないのです。でもココロだけはあるから繋がっていられます。

損か得かではないのですね。

例えば自分にとってプラスになるとかマイナスになるっていう言い方ありますでしょ?私はあれがあまり好きではありません。

英語だからマイルドですけど、日本語にしたら結局、自分にとって損か得かという事ですから、そこにココロはないんですよね。

しかも自分にとって、ですからね。
信用も信頼もできません。

成長できるという意味合いで使いたい時はプラスというコトバではないんですよね。
でもこのプラスとかマイナスってクチを突いて出てる時って、注意したほうが良い時なんです。

私のいる世界は特に、上手くいってる時は損得勘定で寄ってきてチヤホヤファンの方もしてくださいますし、でも振るわなくなったり自分も巻き込まれそうとかワルイ噂がたったとかってなると、途端に離れていくわけです。

でも本当は、大変な時にこそソバにいたり連絡したりするのがココロあるヒトですよね。そうしてずっと、繋がっていられるんです。

損得でやっていて消えていった人を沢山みているし、味方にすら変な競争心をもったり、性格が荒んで攻撃的になってしまった過去の友人もいて、とても悲しい思いをしました。

いろんなヒトがダメになっていきました。

だからその兆候のあるヒトをみると思い出して悲しくもなりますし、かなり警戒もします。すでに言ってもわからない段階の可能性があるからです。

うまく伝えないと反発心を持たれる場合もありますし、小さなプライドがそうして損得勘定を起こしているので、後戻りできないんですね。

損得勘定に負けるヒトというのは、とどのつまり、薄っぺらいのです。そして自分に自信がないのです。

いま、メールやラインなんか無視できますでしょ。業務連絡はあれとしても、ココロのあるメールには生徒さんのようにやっぱり返事がしたいものです。

なんて返せばいいかわからない時もありますが、その時は私は「なんて返せばいいかんからないけど」と前置きをして、本音を稚拙な文章でつづります。

そうこうしているうちに、付き合いが5年10年となりまして、そういう友人が増えてきました。

この生徒さんは「菜保子さんのメールはホット」だと言ってくれます。

でもこれ本当は、このメールがホットだってことにこの大変な時にちゃんと気付いた生徒さんがすごいんですよね。

で、それをちゃんとコトバで私に正直に言える潔さ。かっこよすぎる。

年下の人ですらプライドか何か知らないけれど言えない人って沢山いるし、別にそれを責めやしないけど、いかに彼がすごいかってことだと思って涙がでました。

ココロを汲み取ってくださったのも嬉しかったですし。

損か得かでやってると、そのうち周りから人がいなくなりますよね。

そういうヒトって、例えば良い話を聞いた時に「〇〇さんがいってたけど」とか正直に言えなかったりね。尊敬してもらいたいから、自分の手柄にしたいんですよね。もしくはその人に対する対抗心。その人が得をするのが嫌だ、とか。

虚栄心やプライドや優越感を満たすために、人よりも上位になろうとして、とにかく得にばかりこだわり、常に人もモノも天秤にかけるようなの本当にダメだと思う。

したたかであることと、ココロが無いのは別だと思う。

理想は周りの人たちから
「あなたがお神輿の上に乗ってください」と言われることで、

少なくとも元々役者の私は(やめてませんけどw)自分から演出や講師や指導者になったわけではないので、いかに周りの人たちが私のココロをくんでくれているのかがわかります。

すごくありがたいし、それにおこたえしたいと思います。いまは感謝するばかりですが。

この生徒さんのプライドの所在って、すごくいい場所だなって。素直に認めることをプライドとしているんだと思いました。

この人はすごいと思う。
だから大変なのにぜんぜん悲壮感もないし滞ってないなって。

クチやSNSでは良い事ばかり言って実際にできてないっていうこと、沢山ありますよね。私もあると思います。

実際にやってるかどうかなんて見えませんし。私の世界は特にイメージ商売なので、実像はわからないものです。

でも私は自分が口だけなのは自分で許せないので、ココロをこめて繋がっていようと、行動をおこしています。

そして相手が求めていなければ止めます。

自分が困っている時に無条件に助けてくれたヒトもたくさんいるから、還元しないと。

自分ばっかりもらってちゃいけないですよね。

しかし、私がホットっていうよりも生徒さんがホットなんじゃないかなーって思いました。キャッチボールのエネルギーをちゃんと与えてくださってますから!またメールしよう!って思える。


長々すみません。

どうぞみなさま、この生徒さんの二重三重の苦労が、きれいに消えていくようにお祈りして差し上げてください。