昨日、スマホを落とした時に机の鉄の部分に当ててしまい画面のガラスがバキバキに割れました。修理代を調べたら3万8千円だったので再起不能です。今度買ったら、すぐに保護フィルム貼ろーっと。

 

 

ルチノー、シナモン、パールなどの性別に関係する遺伝を伴性遺伝といいます。英語では、Sex Linked です。イエローフェイスのSLYCは、Sex Linked Yellow Cheekですね。DYCは、Dominant Yellow Cheek ですよ。ルチノー、シナモン、パールは伴性で劣性なのです。

 

人間の性染色体は、男性がXY、女性がXXですが、鳥類の性染色体はオスがZZ、メスがZWというタイプです。この、お母さんが持っているWを引き継いだ子供がメスになります。私はWなのでウーマンと覚えるようにしています。ルチノーなどの羽色が遺伝する情報はWの中には入って無くて、Zの中だけに入っています。

 

上の写真のパールちゃんはメスなのでZとWを持ってますが、Z(パール)W という形で持っているという事です。

 

 

この写真の子はオスで、Z(ルチノー)Z(シナモン)、という形で持っています。ルチノー、シナモン、パールは劣性遺伝でもあるので、ふたつ揃わないと上の子みたいにノーマルになります。ノーマルのメスはN遺伝子しか持っていないのですが、ノーマルのオスはNを2個持っているタイプ(オーストラリアにいる野生のオカメがそう)、N1個とルチノーなどの遺伝子を1個持っているタイプ、色の違うルチノーなどの遺伝子を1個ずつ持っているタイプがいる事になります。

 

 

シナモンパール、ルチノーパールなどは、例えばシナモン1個とパール1個の遺伝子を持っているノーマルのオスがいるとしますよ。このオスの遺伝子がコピーされて精子になる時にちょっと間違えてシナモンとパールがくっついてシナモンパール遺伝子が1個、もうひとつはノーマル遺伝子1個になってしまう事があるんです。さらにこの逆も起こります。シナモンパールがシナモンとパールに別れる事もあります。これをクロスオーバーといいます。

 

パールがシナモンやルチノーとクロスオーバーする確率は30%、シナモンとルチノーがクロスオーバーする確率は3%と言われています。なので、うちでもルチノーパールやシナモンパールは6羽位孵化したうち1、2羽はいつも出ます。

 

お父さんからシナモンパール遺伝子をもらい、お母さんからルチノーパール遺伝子をもらったオスの子は、見た目はパールになります。でも、この子から雛が生まれると、シナモンパールやルチノーパールが生まれるんですよ。

 

スマホの傷が気になるので、続きはまた!!