交通事故の簡裁訴訟が10年で5倍 | FP-Sugiuraのオフィシャルブログ 

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になったと報じられた。


発表数値が知りたい方は、検索されることをお薦めしますが

簡易裁判所で取り扱われる、交通事故での訴訟が断トツで

増えているという。


まるで、私を名指しで指名された感もあるが、何故そうなる

のか?私なりに解説したい。


まず、新聞紙上ではY新聞がTOPで報じた。


まるで、自動車保険に付帯される弁護士特約があるから

そうなったと言わんばかりであるが、間違っていないと思う。


まあ、そうなる課程としては「財源」が保険から拠出される

ので、高い確率でそうなる原因になっっているであろう。


ただ、背景としては、保険会社のルール作りに問題がある

と私は考える。


例えば、直接的経済的損失が20万円で、仮定の過失割合

が70:30だった場合、保険を使って行くと保険で拠出する

費用が14万円なので、保険料のUP分とトントンになる可能

性が高くなる。


この時、弁護士特約を使用して行くとはるかに弁護士費用

が上回ってしまうので、経済的合理性が無い。


よって、訴訟対象にならないと考えるのが普通である。


次に、経済損失が200万円で、過失割合が30:70だった

場合に、もし過失が0になるならば保険で拠出する費用の

60万円が0になる可能性がある。


この場合でも、弁護士費用を60万円を掛けるなら、訴訟を

進めない方が得策である。


従って、経済的妥当性を考えると、交通事故の物損訴訟は

殆どの場合、進めるべきではないと思います。


よって、弁護士保険を使って訴訟を試みる場合に、経済的な

チェックを行い、弁護士費用を折り混ぜて試算し、例えば

3等級ダウンを1等級に留める折衷案が出されるべきと私は

考えます。 


でも、中々ガッテンできないように思います・・・


では、どうあるべきか?と考えると、現行の少額訴訟裁判を

ベースにし、結果的に調停解決にすべきでは無いかと考えます。


この理由としては、少額訴訟裁判でベースの過失割合を出して

もらい、調停で反論を何回か行って、解決を試みるスキームを

構築すれば、解決速度は上がります。 


よって、少額訴訟裁判の訴額を交通事故の訴訟のみ140万円

にして、即日判決を出す。


そして、通常は「控訴」ができないので、物損訴訟の場合には

判決に不服な場合は「調停」でじっくりと解決を試みると言う流れ

で進めると良いと感じます。


殆どの場合、過失割合が争いになるので、類型が適用される

か否かの判断が出ていれば、あとの問題は明確です。

こうすれば、弁護士費用は定額制でもOKだと思います。


結局、自分自身がその当事者な訳ですが、もしかすると現状の

解決スキームに問題があるから、このようなことになっているの

ではないかと考えてしまいます。 


私の場合では、類型何番だから過失割合は70:30ですよとし

その割合から過失・重過失を加減方式で計算し、合計を出す

方式な訳です。


そして、結果的に60:40とする訳です。


しかし、当初の70:30の適用条件は明記されていないので私の

場合ですと、道路幅が5mで右側から1mのところを走って来る

明らかな右側通行でもその類型だと言ってはばからない・・・


実は私、その相手方保険会社に・・・


「もし、私に過失が無いなら、御社のホームページで金沢市では

右側通行になりましたと出してもらいますよ」


と言ったのですが、私が大間違いでしょうか?


皆さん、少し想像してみてください。右側から1mとはどんな走行

なんでしょうか?特段、道路交通法を盾にして意見せずとも、普通

容易に、そんな走行はありえないと判ります。


こんな状況でも、類型適用だと言うならば、合意したくても合意は

できない・・・


そして、訴訟を進めると


実は今、思い出した! あの時いきなり犬が出てきたんです!


などと主張し出すと、長くなるわけです。そして、証拠は無い・・・


結局、交通事故の訴訟は「何でもあり」で進んで行くと私の知人の

弁護士数人が言うように、ドライブレコーダーや防犯カメラ、そして

証人でも存在しない限り、事故の瞬間の証拠が双方に無い・・・


よって、相手方より反論され「証拠を出せ」と詰め寄られると、決定

的な主張に欠けてしまい、悪くなくとも体勢が悪くなる。よって、訴訟

解決を試みても、決定的証拠が無い以上裁判官も和解を進めてくる・・・


現状ではこんなところでしょうか?


しかし、証拠が無い訴訟で、和解勧告を出されてしまうにも関わらず

長々と続いてしまう所にこそ問題があるのではないか?と私は考えます。


よって、この辺を解決するには、140万円以下の物損事故裁判は

少額訴訟にして行くスキームをこしらえれば、解決速度がとても早く

なると思います。


なお、現在の解決スキームである事故類型は何番か、そしてそれが

当てはまる状況なのか?そして、互いの主張の妥当性を判じてもらう

だけでも相当進歩すると考えますが、裁判官の皆様、弁護士の皆様

いかが思われますか?


そして、少額訴訟で基本的な方向性を出す判決を出して貰い、その後

話し合いで決定する意味で調停を行うと、事故発生から警察の実況

見分を行った上で、3ヶ月程度で解決出来るような気がするのです。


こうする理由は、自動車保険を使うか否か?


この判断が早期に行えるという、大きなメリットがあるからです。 


自動車保険の保険料がどんどん上がっている現在、その背景に

ある、解決スキームを構築することで、もしかすると保険を利用しない

と言う判断も早期に行える可能性があります。


自動車事故の求償は、保険で行うのが殆どのケースなので、私の

ケースを含め、早期解決スキームの構築は容易なんだと思いますが

いかが思われますか?


今日は土曜なので、ブログの更新をしない日でしたが、毎週利用

する温泉の待合室で、読売新聞の1面を見て、どうしても一言

言っておきたい気分になりました。


私のような若輩ものが、識者に対して意見をする多大なご無礼を

何卒、お許し下さいませ・・・


では、おやすみなさい。