EURO2012を見ていて特に思うのは各国の代表
はどんどん、チームづくりにかける時間がなく
なっているということ。スペインでクラブの監
督をentrenador(練習させる人)というのに対し
て代表監督のことはseleccionador(選ぶ人)と
いうのには両者の仕事の違いを意味するもので
す。
人によっては世界最高のサッカーが見れるの
はW杯のナショナルチームではなくなったとネ
ガティブにとらえる方もいらっしゃるようです
が、僕はそうは思いません。
限られた時間でどれだけ完成度の高いチームを
つくれるかというのも見ていてとてもおもしろ
いテーマだと思うからです。スペイン代表でい
えばバルサやマドリなど哲学の異なるチームを
どのように融合させるのか、ドイツ代表でいえ
ばバイエルンとドルトムントという犬猿の仲の
選手らをどのようにまとめていくのか、などな
どですね。例えていうと早指し将棋戦のおもし
ろさともいえましょうか。長い時間をかけて盤
面の展開を読む時間がなく、自分の直感だった
り即興性が勝負の分かれ目を決めるのが早指し
将棋の醍醐味です。それと同じような感覚で僕
はEUROの試合を見ています。