バレンシア対レアルマドリをみて | 日本で活動中のサッカー監督のブログ

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バルセロナで修行してきましたが、2017年より日本で活動しております。

シーズンが始まるのを首を長くして待っています。

国王杯覇者とリーガ優勝チームがホームアンドアウェイで
戦うスーパーカップ(super copa)をテレビで見ました。

バレンシアの監督は昨シーズン、1部に昇格したばかりの
アルメリアを率いて見事8位でチームを残留させた
ウナイ・エメリ。

バレンシアの左SB(名前わからず)がニステローイの
マークを外して失点の一因となってたり、DFのアレシスの
オフサイドトラップの邪魔をしたりでイマイチの出来。
アルベルダの寄せの遅さが気になったり、バラハの後半の
体力の落ち込みがひどかったり、不安を残しました。
ホアキンもドリブルができなくなると苦し紛れのパスをするな
ど、あまりチーム全体の出来はよくなかったです。
しかし、シウバとビジャが奮闘し、ゲームをつくってました。

ビジャの動きは本当にすばらしいです。
相手のマークから外れる動き。カメラを向けるとなぜか
相手DFからフリーになっている。
3人目の交代後に足をつってしまって、交替できず
かわいそうでしたが、それはそれだけ献身的に動いた証拠。

シウバも日本にいるようでいないおもしろい選手です。
彼は170センチ弱しかありませんが、ホアキンのような
スピードもロビーニョのような華麗なドリブルテクもありません。
彼のすばらしさはスペースを見つけて顔を出すうまさと
とボールを失わないキープ力、正確なパスはもちろん献身的な
守備などの運動量です。ひとことでいうと賢い選手ですね。
僕自身が背が高くないので小柄な選手にどうしても
シンパシーを感じてしまいます。

レアルマドリは守備面ではディアラ、攻撃面ではニステローイ
が光ってました。ディアラを見てるとマケレレを思い出します。
ニステローイは本当にストライカーらしく正確に止め、
正確に蹴れる技術はあいかわらず圧巻ですね。

サルガドが先発でなぜかセルヒオラモスが交代して
出場してきましたが、セルヒオラモスは守備はいいのに
攻撃に移ると勝手に自陣からドリブルを始め
案の定、相手に奪われて味方がピンチになっているのに
ジョギングで戻っていて、どうしたんだろう?という感じでした。

試合はどちらも守備ブロックが洗練されておらず
打ち合いになりましたが、両チームが
次のサンチャゴ・ベルナベウまでどう修正を図るのか
楽しみです。

最後にヴィセンテの左目周辺が内出血してましたが
あれって誰かに殴られたとしか考えられないのだけど・・・
何だろうとすごくひっかかりました。知っている人がいたら
教えてください。