以前、ほしのあきと渋谷の映画館のエレベーターで
ばったり乗り合わせたときよりも
一昨日は衝撃の出会いでした。
遅い時間の仕事帰りの満員電車の中で
古武術家、甲野善紀とのニアミスです!!
ってご存知ない人はこちらの動画
をどうぞ
(遭遇した場所が場所だけに挨拶できませんでした)
そのときのいでたちは道着、袴に高下駄
(天狗が履いてるやつね)
そして刀を帯びてました(たぶん真剣)
別に僕は武術マニアということではなくて
甲野さんが研究する体の動かし方が
サッカー指導の参考にしてまして・・
「たいした強くもない」という短絡的な批判をする人もいますが
(もうすぐで還暦を迎えるっつーの!!)
彼の身体操法に関する研究は素晴らしいと思います。
例えば
①抜刀を行う際の動き
「膝を抜」き一瞬の無重力状態をつくることで
重い刀や体を素早く動かせるという考え方は
サッカーでのDF時の対応に生かせます。
地面を強く蹴って移動するのではなく
体幹を傾けると同時に膝を抜く感覚。
②身体操法
武士は帯刀をしていたので現代人のように
右足が出たときに左手を出すように
腰をひねるような歩き方をしていないという仮説。
僕としては右足が出たときに右手を出していたとは思わないけど
確かに和服を着たら着崩れを起こすので
少なくとも右足が出たと同時に
右肩は出ていたとは思います
いわゆる体幹をひねるような一軸動作ではなく
体幹に二つの軸を持たせる、いわゆる二軸動作ってやつです。
こちらの方が消耗が少なく、よりバランスをとりやすいというのは確かに納得。
↓これに影響を受けた人がこんな本も出してます
- サッカープレー革命/常歩研究会
- ¥1,680
ロナウジーニョやジダンは二軸動作のお手本ということですが
確かにフェイントをかけるときは二軸を意識しないとできない
フェイントがあります。(ダブルタッチ、エラシコとか)
なぜか日本では一軸動作でのプレーをサッカーで強要され
バランスの悪いプレーをしていました。
一軸動作ではそのバランスを崩したときに次の軸をつくれないので
次のプレーの動きに遅れが生じます。
(日本代表の選手でさえいまだに一軸動作のプレーをしていた選手がいます)
なんで誤った動きが普及してしまったのかは
わかりませんが、例えていうと
僕の実家の実話ですが
ある偉い先生がジャージを「ジャス」と訛ってしまったために
その地方の先生全員が「ジャス」というようになり
生徒全員に普及してしまったような感じですかね・・