ACLにJリーグ枠が増えるとこうなる | 日本で活動中のサッカー監督のブログ

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バルセロナで修行してきましたが、2017年より日本で活動しております。

川淵キャプテンACL改革着手
[2005/12/3/07:57 日刊スポーツから]

つまり
ACL(アジアチャンピオンズリーグ)の
Jリーグ枠の拡大の提唱ですね。
これが実現すると
Jリーグの環境が劇的に変わる可能性があります。

というのも
今まで
上位の優勝争いと
下位の降格争いが熱い反面
中位クラスは明確な目標のないまま
試合をしてました
(別に選手が手を抜いているということではなく
 話題性が弱いという意味で)

が、

ACL出場枠という新しい目標ができることで
リーグが活性化します。

オシム監督も似たことをいってます。
千葉オシム監督が日本サッカー界に苦言
[2005/11/30/07:14 日刊スポーツから]


特に
クラブの財政の視点で見ると
現状、Jリーグの放映権料はクラブではなく
Jリーグ自体が一括管理、均等分配しています。

ACLや世界クラブ選手権の放映権料だけは
クラブの収入になるとすれば
モチベーションはさらに高まるはずです。

クラブ同士の競争が激化すれば
良い選手のニーズが高まり
国内移籍が頻繁に行われるようになります。

そこで財政的には貧しくとも
選手をうまく育てられるクラブが
財政的に潤うことができ
(イタリアでいうプロヴィンチャ)

さらに
優秀なコーチのニーズ
(僕にもかかわるぶぶんですが・・・)
優秀な選手を発掘
育成しようという動きも活発化します。

その意味で
川淵キャプテンの活動の意義は
日本にとって深いです。