2025/3/15、沖縄タイムス記事文字起こし
フットサルで自信回復
心の病を抱える人が選手となるフットサル「ソーシャルフットボール」が、当事者の自信回復や
生きがいにつながっている。励まし合う仲間もでき、国際大会も開催されている一方、
国内の競技人口は減少するなど課題も多い。
心の病当事者「社会に出るきっかけに」
(大阪府)堺市で1月に行われた初のアジア大会。日本代表に最年少で選出された鳥取市の浦田凌吾
さん(20)は、幼い頃から感覚過敏や対人緊張に悩まされた。小学1年からサッカーを始めたが、
息を合わせたプレーや光を反射するようなスパイクが苦手で、高校生の時に精神障害と診断された。
ソーシャルフットボールは父親から聞いて始めた。学校では人とのずれを感じながら生活していたが、
似た境遇の人との交流は適度な距離感で居心地が良かった。浦田さんは「社会に出るきっかけとして
当事者に知ってほしい」と話す。
ルールは通常のフットサルとほぼ同じで、スポーツ参加率が極めて低いとされる精神疾患や精神障害が
ある人が対象。普及活動をする日本ソーシャルフットボール協会は「仲間をつくって自信を持ち、
生きる力や挑戦する意欲を高めることが狙い」とする。
ただ協会によると、国内競技人口は2020年に最多の約2500人だったが、新型コロナウイルス禍など
で約1300人に減少。心の病を患った大人になってから始めた人も多く、レベル差も顕著という。
協会の佐々毅理事長は「誰でも楽しめる体験会を全国で開き、参加しやすいように大会の種類や数を
増やせれば」と話す。
3月31日(月) 閲覧数:891PV 訪問者数:547人