https://www.asahi.com/articles/ASR45008BR30ULUC001.html
復興スタジアム収入3.4倍も赤字続く コロナで民営化方針も揺らぐ
東野真和2023年4月5日 11時00分
経営に多くの意見が出た釜石鵜住居復興スタジアム運営委員会
=2023年3月30日、岩手県釜石市の釜石情報交流センター
東日本大震災からの復興の象徴として建設され、
ラグビーW杯の試合も行われた釜石鵜住居復興スタジアム
(岩手県釜石市)の運営委員会が3月30日、釜石市内であった。
コロナ禍が徐々に落ち着き、利用が増えたが、
年間3千万円以上の市負担が続く。
市はこれまでスタジアムを民営化する方針だったが、
可否について「2025年度中に判断する」と軌道修正した。
22年度、スタジアムはラグビーの女子日本代表が
合宿や試合に使うなど「冬場以外は、
土日はほぼフルに利用された」(市の担当者)。
その結果、ラグビーの試合や練習による利用が63件、
ラグビー以外のスポーツ利用が18件あり、
利用者数は21年度に比べ約2割増えた。
利用の増加に伴い、収入は21年度の3・4倍の894万円に達した。
一方で維持経費が4千万円かかり、
市負担となる管理費は収入との差し引きで3106万円に上った。
21年度と比べて約500万円減ったが、委員からは
「すでにフルに利用しているのに
これ以上どう収入を増やすのか」と質問が出た。
市の担当者は「平日も使う合宿の利用を増やしたい」と答えた。
22年度は2582人が合宿で利用したといい、
「1泊で1人1・5万~2万円使うとすれば、
市内には年間何千万円もの経済効果がある」として、
トレーニング機器を拡充し、
全国のラグビー強豪校に働きかけるとした。
市は当初、21年度に民営化する方針だったが、
コロナ禍では引受先を探すのは困難だとして延期していた。
担当者は民営化するかどうかも含めて25年度中に判断する考えを示し、
「東京五輪で建てた施設も軒並み赤字で、
引受先が見つかるかどうか」と述べた。
また、この日の会議では、3月5日に
釜石シーウェイブスの試合を組み込んだことに異論も。
同日実施された一斉津波避難訓練と重なったためで、
委員から調整すべきだったと苦言を呈される場面もあった。(東野真和)
8月4日(金)
626PV |422人
復興スタジアム収入3.4倍も赤字続く コロナで民営化方針も揺らぐ
東野真和2023年4月5日 11時00分
経営に多くの意見が出た釜石鵜住居復興スタジアム運営委員会
=2023年3月30日、岩手県釜石市の釜石情報交流センター
東日本大震災からの復興の象徴として建設され、
ラグビーW杯の試合も行われた釜石鵜住居復興スタジアム
(岩手県釜石市)の運営委員会が3月30日、釜石市内であった。
コロナ禍が徐々に落ち着き、利用が増えたが、
年間3千万円以上の市負担が続く。
市はこれまでスタジアムを民営化する方針だったが、
可否について「2025年度中に判断する」と軌道修正した。
22年度、スタジアムはラグビーの女子日本代表が
合宿や試合に使うなど「冬場以外は、
土日はほぼフルに利用された」(市の担当者)。
その結果、ラグビーの試合や練習による利用が63件、
ラグビー以外のスポーツ利用が18件あり、
利用者数は21年度に比べ約2割増えた。
利用の増加に伴い、収入は21年度の3・4倍の894万円に達した。
一方で維持経費が4千万円かかり、
市負担となる管理費は収入との差し引きで3106万円に上った。
21年度と比べて約500万円減ったが、委員からは
「すでにフルに利用しているのに
これ以上どう収入を増やすのか」と質問が出た。
市の担当者は「平日も使う合宿の利用を増やしたい」と答えた。
22年度は2582人が合宿で利用したといい、
「1泊で1人1・5万~2万円使うとすれば、
市内には年間何千万円もの経済効果がある」として、
トレーニング機器を拡充し、
全国のラグビー強豪校に働きかけるとした。
市は当初、21年度に民営化する方針だったが、
コロナ禍では引受先を探すのは困難だとして延期していた。
担当者は民営化するかどうかも含めて25年度中に判断する考えを示し、
「東京五輪で建てた施設も軒並み赤字で、
引受先が見つかるかどうか」と述べた。
また、この日の会議では、3月5日に
釜石シーウェイブスの試合を組み込んだことに異論も。
同日実施された一斉津波避難訓練と重なったためで、
委員から調整すべきだったと苦言を呈される場面もあった。(東野真和)
8月4日(金)
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