次女、潮時 | パパパパーキンソン*

パパパパーキンソン*

夫がパーキンソン病の診断を受けたのは2015年の秋でした。
この数年、病気の進行の加速を嫌でも実感させられています。妻(自分)の覚悟が病状に追いつきますように。。
キホンは楽しく。なるべく楽しく。


ふと気づいた。

リビングの床に
黒い足跡らしき汚れが散乱している…


👣 👣 👣


濃いところ薄っすらのところ、いろいろだけど
紛れもなく足跡だ。

これに"気づいてしまった"のは、夜9時前。
あとはお風呂入って寝るだけ、の
まったりしてるときだった。

👣をたどっていくと
夫の寝室=プラモ作成部屋
に行きつき、そこにも満面👣…
おそらくプラモデル製作用の塗料か何かをこぼし、
片付けきる前に足を置いてしまって、
汚れた足のまま
歩き回ってしまったのだろう。

からだが動きにくかったのかもしれないし、今の夫にとって拭き掃除も大変な作業。
仕方がないとおもうけど


なんかこぼした?と聞いたとたんに

夫「(塗料)こぼしたよむかっ(←怒ってる)
「ちゃんと掃除したよむかっむかっ(これも怒ってる

逆ギレなのは予想どおりなんだけど
…なんで最初から??


☝︎コレに対して
反論すると頭に来るのは常々学習したので
反論しません。
風呂前に気づいたことを運がよかったのだ、と思いこもう。。うんうん✝️



しかし
娘はそうはいかない。…まぁ気持ちはわかるにやり


夜の9時すぎに
妻と娘が黙々と家中の床を拭き掃除しているというのに
当の本人は逆ギレモードでプラモ作りをつづけてる。
あやまりもせず、知らん顔で好きなことをやっている。

日頃から父への不満がたまっていた次女、
号泣💧💧


「人が掃除してるのに、なんで知らん顔できるんだろう。なんで何にも言わないんだろう?

こんな人じゃなかったよね?

自分もその血を受け継いでると思うとつらくてえーん
でも、そんなこと思っちゃうことがママには申し訳なくて…えーんえーん



たまってたのね。
そうだよね。娘としては耐えがたいかもしれない。

でも残念ながら、親は変えられないんだよぐすん


"大丈夫。親のことはママも悩んだけど、
親の嫌なところはちゃんと反面教師で生きていけるよ。"

…みたいなことを
さらっと言ってやるしかないのだった。

もともとの性格が病気と老化でアップデートされてしまっているのは、次女もわかっていると思う。


そろそろ潮時なのかもしれない。



家を出ようと準備してる次女。
彼氏と住む家がほぼ決まりかけてるみたい。

家を決める前にご挨拶したい、といってくれた彼氏にも、先日お会いして、一緒にごはんを食べた🍷

おだやかそうな人で、次女のことを
「いつも笑ってくれるので助かってます」
と言ってくださった。

次女本人にも事前に言った、
"もしも何かあっても、もう戻って来ないで自立しなさい"
という話を、彼の前でもしておいた。



子供が家から出ていくのは寂しいけど、
戻って来られるのも、親は大変。
親も年老い、変化していく。
今度戻ってきたとしたら、その時は手放したくなくなるかもしれない。
ここが潮時。やっぱり。

きれいに出てお行き。次女。

あなたの父の面倒は、わたしがみる。
自分が選んだ人だ。しっかり落とし前をつける。
あなたの人生を進んでほしい。







↓10年前発症前の父と次女ふたご座



また笑顔で話し合えますようにキラキラ