ネットに出ている分の新聞記事をまとめてみました。
紙面もぜひご覧下さい。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/253849
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001107160004
紙面もぜひご覧下さい。
飯塚山笠:追い山 「オイサ、オイサ」男衆疾走 /福岡
飯塚山笠は15日、クライマックスの「追い山」があり、水法被と締め込み姿の男衆約3000人が、山を舁(か)いて市中心部を駆け抜けた。東・西・新・菰田・二瀬の5流(ながれ)が、約2・2キロのコースでタイムを競い、西流が9分37秒28で優勝した。
「オイサ、オイサ」のかけ声が響き、街は熱気に包まれた。真剣勝負を繰り広げる男衆に、沿道の市民は声援を送り、力水を浴びせた。今年初参加の二瀬流は5番目に登場。ひときわ大きな声援と拍手を浴びながら疾走した。
2位以下は次の通り。(2)菰田流9分43秒42(3)新流10分8秒06(4)東流10分9秒86(5)二瀬流12分1秒50。【伊藤奈々恵】
〔筑豊版〕
毎日新聞 2011年7月16日 地方版
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110716ddlk40040393000c.html
「声を出せ、力が湧く」震災被災者へエール 飯塚山笠檄文 5流5人が絶叫
飯塚市の飯塚山笠が15日に閉幕した。フィナーレ「追い山」の前には、各流から選ばれた5人が仲間を鼓舞する檄(げき)文を披露。今年は東日本大震災の被災地へのエールが目立ち、勇壮な男たちの迫力あふれるメッセージが会場に響き渡った。
「3月に起こりし未曽有の事態」「声を出せ、声を出せば力が湧く」。追い山で優勝した西流の淵上大介さん(36)は、被災者を思いやる檄文を発した。「想(おも)いを、力を、愛を。飯塚の空から解き放とうではないか」
東流の内田俊彦さん(43)も被災地の復興を祈り、「日本の夜明けは東からに決まっちょろうが」と力強く宣言。新流の中村大一さん(41)は「復興にエールを送るとともに山笠ができる喜び、感謝申し上げます」と語り、「よーいさの」と打ち込んだ。菰田流の梅野英彰さん(32)はこぶしを突き上げて「艱難(かんなん)辛苦に耐えて、乗り切ることが花も実も咲く万華鏡」と声を張り上げた。
最後を締めくくるのは、今年新加入の二瀬流。山喜夛(やまきた)史朗さん(36)は、乗った舁(か)き山を揺らすほどの迫力で、かつて活躍した地元の社会人野球強豪チームの歴史にも触れて「再び二瀬の町を、飯塚の街を駆け抜けようではないか」と絶叫。男衆は「エイエイオー」と勝ちどきを上げた。
=2011/07/17付 西日本新聞朝刊=
飯塚山笠 勇壮に 追い山西流15度目優勝
2011年07月16日
http://mytown.asahi.com/fukuoka/k_img_render.php?k_id=41000001107160004&o_id=9813&type=kiji |
市街地を駆け抜ける優勝した西流=飯塚市
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飯塚山笠の最後を締めくくる「追い山」が15日夕、あった。飯塚市宮町の曩祖(のう・そ)八幡宮前から、明治町入り口交差点までの約2・2キロのコースを各流(ながれ)が勢いよく駆け抜けた。西流が9分37秒28で7年ぶり15度目の優勝を飾った。
午後6時半過ぎ、八幡宮前に、今年初参加の二瀬流も含めた五つの流の山笠がそろうと、沿道には水がまかれ、気合を入れるかけ声が響いた。観客の熱気が増した6時50分、秒読みに合わせて、一番山の東流が勢いよく出発。その後、6分間隔で、西、菰田、新、二瀬の順に出走していった。
山笠は、「オイサ、オイサ」のかけ声とともに、吉原町商店街から嘉穂劇場前を駆け抜けた。飯塚バスセンター前で「打ち込み」をして気合を入れ直した後、再スタートして、最後に500メートルの緩やかな上り坂を一気に駆け上がった。
沿道には約5万2千人(市発表)が詰めかけ、水法被に締め込み姿の男衆に向けて勢い水をかけた。
ほかの流の記録は次の通り。(2)菰田流9分43秒42(3)新流10分8秒06(4)東流10分9秒86(5)二瀬流12分1秒50(今村建二) 朝日新聞http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001107160004
優勝「西流」喜び爆発 飯塚山笠
飯塚市の夏祭り飯塚山笠は、15日夕の追い山で幕を閉じた。約3千人の男衆がヤマを舁(か)き、約5万2千人の市民が沿道から声援を送った。今年は二瀬流が加入し、5流による「タイムレース」となり、激戦を制した西流は喜びを爆発させた。
午後6時50分、太鼓を打ち鳴らす音とともに、一番山の東流が同市宮町の曩祖(のうそ)八幡宮前をスタート。「やー」の掛け声で勢いよくヤマを押し、狭い路地を駆け抜け、目抜き通りへと飛び出した。二番山以降も6分間隔で駆けだした。
表彰式は午後8時、コスモスコモン前広場であり、男衆は「よーいさの」と打ち込みをして、祭りを締めくくった。優勝した西流の男衆は優勝杯を高らかに持ち上げ、何度も万歳をして喜んだ。
2位以下の記録は、菰田流9分43秒42▽新流10分8秒06▽東流10分9秒86▽二瀬流12分1秒50。
=2011/07/16付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/253704
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/253704
5流で追い山 中心部駆ける 飯塚山笠
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20110715/201107150020_000.jpg
勢い水を浴びながら疾走する二瀬流=15日午後7時半前、福岡県飯塚市西町
福岡県飯塚市の飯塚山笠のフィナーレを飾る「追い山」が15日夕、市中心部で開かれた。今年から新しい流(ながれ)「二瀬流」が加入。菰田、東、西、新と合わせた5流の舁(か)き山が街中を駆け抜けた。
炭鉱があった二瀬地区には1950年代、独自の二瀬山笠があったが、閉山の影響で舁き手が減り、5年ほどで消滅。地元有志が「山笠を通して連携を深めよう」と今年2月に流を新たに結成した。かつて都市対抗野球大会で「日鉄二瀬」が2度準優勝し、優勝旗(黒獅子旗)を逃した歴史も踏まえ「いつかは山笠で勝とう」と、舁き山の台飾りを黒獅子にした。
追い山は約2・2キロのコースで速さを競う。二瀬流は午後7時半前に曩祖(のうそ)八幡宮前(同市宮町)をスタート。沿道から勢い水を浴びた黒獅子と男衆が「おいさ、おいさ」の掛け声を響かせて疾走した。追い山は西流が9分37秒28で優勝。二瀬流は5位だった。
=2011/07/15 西日本新聞=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/253662
二瀬流が初陣式 男衆250人 懸命の流れ舁き
飯塚市の夏祭り「飯塚山笠」に新しく加わった二瀬流(ながれ)の初陣式が2日、同市川津のスーパー駐車場で開かれた。二瀬地区の通りでは初めての流れ舁(か)きを行い、シンボルの「黒獅子」人形を乗せた勇壮な舁き山が「おいさ、おいさ」の掛け声とともに、疾走した。
二瀬流の男衆約250人は午後3時半すぎ、同市伊岐須の高宮八幡宮に集合。拝殿で安全祈願をした後、勢いよく街へと駆けだした。台上がりは斉藤守史飯塚市長、戸畑広喜飯塚消防署長が務めた。
住民たちの声援や勢い水を浴びながら、途中止まっては、気合を入れ直す「よーいさの」と打ち込みも行い、同駐車場までの約1キロのコースを走った。
初陣式では、斎藤正宏山頭が「半分不安、半分期待でスタートしたが、みんなが一つになってここまで来ることができた」とあいさつ。他の菰田、東、西、新の4流の山頭も顔を見せ、祭りの成功を願って鏡開きや餅まきを行った。最後に二瀬流の小幡満明旗頭が「二瀬住民の誇りになるよう、力いっぱい舁きたい」と抱負を述べた。
また、子ども山笠の流れ舁きもあり、幼児から中学生まで約80人が「わっしょい」と元気な声を上げて練り歩いた。
二瀬地区でヤマが疾走するのはかつてあった「二瀬山笠」以来、半世紀ぶり。沿道で、舁き山を見物した中尾義郎さん(78)は「二瀬が元気だったころを思い出し感動した。追い山まで元気に舁いてほしい」とエールを送った。
=2011/07/03付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/251578
飯塚市 「山笠の夏」本番
飯塚市の夏祭り「飯塚山笠」が、1日未明の神事「お汐井(しおい)取り」で開幕した。今年から二瀬流が新たに加わり、菰田、東、西、新の各流の男衆とともに約500人が多田の日若神社に集い、川砂を取って期間中の安全を祈願した。15日の「追い山」に向け、街は祭り一色に染まる。
お汐井取りは、出兵からの帰途、飯塚に立ち寄ったとされる神功皇后が境内を流れる汐井川で身を清めた、との伝説に由来。安全や1年間の無病息災を祈願する。男衆は川に入って水法被を濡らしながら、それぞれ持ち寄ったおけやバケツ、わらで編んだ「つと」と呼ばれる容器に砂を詰めた。
最後に昨年の追い山で、最速タイムで駆け抜け、優勝した菰田流の仲上佳男山頭が「15日に元気で会いましょう」と呼びかけ「よーいさの」と、全員が打ち込みして締めくくった。
山笠の主な日程は次の通り。
【2日】午後4時、二瀬流初陣式
【3日】午後1時、子ども山笠教室▽同2時、わっしょい祭り
【10、12日】子ども山笠流れ舁き(10日午後3時、集団山見せ檄(げき)文大会)
【11、13日】山笠流れ舁き
【14日】午後4時、子ども山笠追い山
【15日】午後5時、山笠追い山
=2011/07/02付 西日本新聞朝刊=