よく修学旅行とかで

長いこと家を留守にすると



お母さんのご飯が恋しーい!



という人が必ずいたんですが
私はえ?嘘でしょ?と思ってました。




というのも
私の母は料理が下手くそで…




まあ、それでも
洗濯とか片付けとかが
得意だったらまだ良かったのですが




母は赤いトレーナーと白い体操服を
一緒に洗うような人だったので




小学生の私は
ピンク色の体操服を着て
授業を受けていました。
(妹の時も同じことしてた)(懲りない人)




えーと
話を戻します。




母はフルタイムで働いていたので
そもそも料理をする時間が
なかったように思うのですが
それを考慮したとしても
料理へのポテンシャルが
著しく低かったと思います。




まず調味料が
さしすせそと

ケチャップ、マヨネーズ…

このあたりしかない。

(友達の家でオリーブオイルを見たときの衝撃といったら)




え?それでどうやって料理するの?
て感じですが
母が作る料理は
だいたいそれでまかなえていました。




まず月曜日→うどん。トッピングはネギとワカメ。出汁はもちろん顆粒。かと思えば、そこはプライドがあるのか鰹節パック。でも、かつお節を丁寧にコシたりはせず、鍋にドバっと入れて箸でぺらんぺらんとすくうだけなので汁に浮遊していること間違いなし(食べにくいこと間違いなし)。だから訂正。トッピングはネギとワカメと行き場を失った鰹節。




火曜日→カレー。具は茄子とシーチキン(色々おかしい)。まず母は肉全般が嫌いで、それでも子どものために自分は我慢して食べようみたいな協調性はなかったので、食卓に肉が出ることは皆無。ちなみに今でも挽肉は何が入っているか分からないから食べないとかいうてる。(肉が入ってるに決まってる)。こんなんだから具としてシーチキンは納得できる。しかし茄子は今だに意味不明。気持ちだけでも、茄子と挽肉カレーみたいな、オシャンティーなのが作りたかったのかな(たぶん違う)




水曜日→シチュー。具はコーンとハム。母はこの手の料理は具を2つしか入れちゃいけないと思っている節あり。いいんだよ、じゃが芋とか人参とか玉ねぎ入れて(むしろそうして)




木曜日→おでん(市販)




金曜日→月曜日と同じ(早くも)




土曜日→鍋(だいたいキムチ鍋)。具は白菜、豆腐、ネギ、エビ、タラ、マスオ、カツオ、フネ、ナミヘイ、あ、いっけえ、サザエさん一家が入ってる。タラ、カキ、イカ…と平日の帳尻を合わせるがごとく無駄に豪華。




日曜日→力尽きてセブンイレブンいい気分。




こんな献立で
1週間を回していたので(バイトかよ)




旅館で冷めた料理が出ても

最高に美味しいと思って食べてました。




余談ですが

まだ母のポテンシャルに

気が付いていない頃



1度だけ大学芋を食べたいと
おねだりしたことがあるのですが
(結構ハードル高め)




そんとき母は
真っ黒に焼いたさつま芋を
ハチミツにからめてました。




もう、いいわ!