そばかす

2022年12月公開

 

【あらすじ】

「恋愛至上主義」が
常識化した社会で、

他人に恋愛感情を抱かない
一人の女性が、
恋人を作ることや結婚を勧めてくる

周囲と向き合い、自分と向き合い、

さらには将来にも向き合いながら、

「自分は何者で、
自分の幸せは何なのか」を
発見していく姿を描く。

 

物心ついた頃から

「恋愛が何なのかわからないし、
いつまで経っても
そんな感情が湧いてこない」

自分に不安を抱きながらも、

マイペースで生きてきた蘇畑佳純。

大学では音楽の道を志すも挫折し、

現在は地元に戻りコールセンターで

苦情対応に追われている。

妹の結婚・妊娠もあり、

母から頻繁に「恋人いないの?」

「作る努力をしなさい!」と

プレッシャーをかけられる毎日。

ついには無断でお見合いを

セッティングされる始末。

しかし、そのお見合いの席で、

佳純は結婚よりも
友達付き合いを望む男性と出会う。


佳純がシンデレラの

デジタル紙芝居を作る際に

シンデレラという物語に潜む

価値観に対して

真帆が異を唱えるシーンがあるんだけど

大共感したわ。

佳純が脚色したシンデレラに対して

多様性という変わった価値観を

まっさらな子供に植え付けるなと

真帆の父親であるおじさん議員が怒るの腹立った。

元々のシンデレラの価値観が

まっとうだなんて

誰が決めたのさ。

そもそもそれって政府とか男たちにとって

都合のいい教えだよね???

王子様と結婚したいって思わない

シンデレラもいるよ。

 

 

恋愛しない佳純に対して妹が

レズビアンなんでしょ?って

決めつけるシーンも

イライラした…。

と同時に自分も過去そういう偏見を

持っていたことが

全くなかったとは言い切れないと

気づいて反省したよね。

まだアセクシャルとか知らなかったから。

無知は罪だよな…。



道で偶然昔の友達?と再会して

その人の紹介で佳純は

コールセンターから保育士に

転職するんやけど

私もそういうラッキーパターンで

テレワークの仕事紹介されたい。

でもコネで入ると辞めづらいから

やっぱり自力で探すべき?

(いつだって辞める前提)



保育園で働き始めた佳純は

園児たちが付き合ったり別れたり

恋愛ですったもんだしてる姿を見て

衝撃を受けるが昔から

早熟な子達はいたよな。

私は逆に何でも恋愛関係にされるのが

嫌だった。

男の子と遊んでるだけで、

ラブラブなの?とか

囃し立てられて…

ただの友達なのに。

それが原因で気まずくなって

失った男友達けっこういる気がする。

なんで男女=恋愛関係が

デフォルトなんだろうな。

宗教かよ。


 

公式HPに記載してある佳純のこの言葉が

映画で伝えたいことのすべてだと思う。

私は恋愛したいと言う気持ちが湧かない。
だからって寂しくないし、

ひとりでも十分幸せだ。
でも、周りはそれを信じてくれない。

恋する気持ちは知らないけど、

ひとりぼっちじゃない。
大変なこともあるけれど、

きっと、ずっと、大丈夫。
進め、自分。

 

 

 



レモンパック好きなワタクシ
手を取らずにはいられなかった。
たしかにクリーム多めだった。