パッドマン 5億人の女性を救った男



【あらすじ】

貧しくて生理用ナプキンが
買えない妻のため、
世間の目を物ともせずに
低価格のナプキン開発に
尽力した男の物語。
妻への愛はインドの
全女性の救済につながっていく。


最近立て続けに良い映画に

出会えてる看板持ち

この映画も前から気になってて

ランジャタイ伊藤ちゃんも

ぽん生で紹介してて

推しが面白いって言ってた作品は

見なきゃいけないから

ネトフリで配信されているのを

知って鑑賞赤薔薇



日本では生理の時に

ナプキンを使うのは当たり前の

ことだけど

貧困で買えない勢がいる問題もあるが

20年くらい前まで

インドでのナプキン使用率は

たったの18%…雷




ナプキンは高価なため、

ボロ布を使っていたらしい。

不衛生で危険かつ生理中は

隔離されて何もできない。

男性には一年が12ヶ月あるのに

女性には10ヶ月しかない。

そんなのおかしい、変えなければと

愛する妻のために

安くて安全なナプキンを作ろうと

奮闘した男のお話。



まずインドの貨幣価値と物価が

わからないからイマイチ

価格設定にピンとこなかったんだけど

ナプキン一つ55ルピーって

高いんか?

そして2ルピーで販売できるような

ナプキンを作ったっていうのは

めっちゃすごいことなんだろうな。

ナプキンには55ルピー払わないのに

謎の宗教には51ルピー払う場面が

あって、信仰って怖いな〜と。

非科学的なものへ期待してしまう

気持ちもわからんではないけど。

問題が起こりませんようにと

人は祈る、

でも問題のない人生なんてないという

主人公の最後のスピーチに同意。



沢山の挫折や紆余曲折を経て

最終的に彼が成功した理由。

それは、お金を追いかけなかったから。

ただひたすらに

女性の健康を守るために力を費やした。

そしてビジネスを拡大し

雇用も生み出し、

DV夫に虐げられていても

手に職がないからと離婚できない

貧困女性たちを救ったのだ。

まさに幸のスパイラルスター

そしてこれが人間本来の

あるべき姿なのではないだろうか…?

今だけ、金だけ、自分だけの

世界で生きていては、

本当の意味では豊かになれない。



前半は誰も味方がいなくて、

妻にすら気持ち悪がられて、

村八分にされて村を追い出される

主人公を見ているのが

辛かったけど、

後半にキーパーソンとなる人物に

出会いそこから展開が変わる。



私が最後に少し納得いかなかったのは

そのビジネスパートナーとなった

彼女とは一緒にならず

主人公が妻の元に戻ったこと。

一番しんどい時にそばにいてくれた人を

伴侶としては選ばなかった。

まぁまだ離婚してなかったからか…。

そして妻もよくヨリを戻そうと

言えたもんだ…

あんなに非難しておいて

成功したら態度一変て。

華麗なる掌返し怖いんだが?

まぁ恋仲になることが

ゴールではないし、

むしろそれよりも尊い関係性が

二人の間では築かれていたと思う。

まだまだ私も恋愛関係が

人間関係の中で一番尊いものだという

思い込みから解き放たれて

いないのかもしれない。

どんな関係性もそれぞれ等しく

素晴らしいものだと改めて

気づかせてもらえた。