大人になってから

実感したことのひとつに

「ストーリー性のあるもの」。

 

年齢を重ねるごとに

ますます惹かれるようになりました。

 

 

例えば

 

食べ物の場合でいうと

単なる「おいしい!」ということ以上に

 

「誰がどんな思いを込めて作ったのか」とか

 

「きっかけはどんなことだったのか」とか

 

「情熱の源は何なのか」といったような

 

その裏に流れる

「思い」や「歴史」や「きっかけ」

すごく気になるように。

 

(私が「発酵食」に魅了されたのも

先人たちの知恵が詰まった

神秘的なストーリーが

心に突き刺さったからかも知れません)

 

 

先週末に訪れた

三種町にある

ぶどう屋さんもそのひとつ。

 

じつは今回

予約したシャインマスカットを受け取りにいくと

その日は、ほぼ「完売」びっくり!!!

びっくりまだ朝の9時半!

 

こんな状態・・・すごい人気です

 

「他にも何か一緒に買おうね音譜
なーんて呑気に構えていたら…チーン
 
年々クチコミでどんどん人気が広がり
最近は予約無しで買うのが
難しくなっているそうあせる
 
凹みながら

「今年は藤稔(ふじみのり)も

食べ損ねました~泣」と話すと

 

「5分くらい待てる?」

「ちょっと待ってて」と

オーナーさん。

 

なんと、残しておいた2房のうちの1房を

わざわざ譲ってくださることに!優しい!

神ですねおねがい

 

店舗を切り盛りしているオーナーの娘さんが

「形が悪いのにお金いただくなんて…」と。謙虚すぎます。

ちなみにこの大きさで1,000円ちょうど。破格です。

 

ぶどうを待っている間

娘さんがぽつりぽつりとオーナーさん(お父さん)のことを話し出し

 

・本業は建設業だったこと

・ブドウ園は趣味で始めたこと

・自分がブドウ狩りをした感動を孫にも伝えたくて孫のためにブドウを育てたらことの他おいしくできたこと

・まじめで勤勉な性格なので年々作る品種が増えていったこと

・孫に狩らせたくて育てたのに孫はすっかり大きくなって、今では「(オーナーが育てていない)デラウェアが好き」

というオチ付き爆  笑

 

でも

元々はお孫さんのためにと育てた愛情たっぷりのぶどうが

有難いことに私たちの手元や口に届き

愛情のお裾分けをいただいている・・・

 

なんて考えたら

譲っていただいたぶどうへの愛情がマシマシにアップ

 

このあとオーナーは子供のように

キラキラと瞳を輝かせながらおねがい

今後、収穫予定のぶどうの品種を

 

「あの子はあと1週間後

あの子はたぶんそのあとだなあ」

 

とか

 

「今年は今ひとつだけど

来年はもっと

素晴らしい出来にする予定だ」

 

とか

 

まるで自慢の我が子を話すような笑顔

なんともほっこりと温かな気持ちになりましたおねがい

 

 

自宅に戻ってから食べたぶどうたち。

 

今までのぶどうとは

ひと味もふた味も違って感じるのは

今年の夏が猛暑だったから

だけではもちろん無いですねウインク

真ん中の品種は実家の母からのお裾分け。

いろんな愛情がてんこ盛りです♡

 

うっかり見逃してしまいそうなちいさなブドウ屋さん♡

 

 

※営業日は金・土・日のみ。まもなく今年の営業は終了するそうです。

 

 

 

 

 

 

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